おうむがえしぶんぶのふたみち【鸚鵡返文武二道】
黄表紙。3冊。恋川春町作。寛政元年(1789)刊。寛政の改革時の世相を風刺した内容により、著者は松平定信から出頭を命ぜられた。
おお‐みち【大道】
1 広い道。大通り。だいどう。⇔小道。 2 36町(約3924メートル)を1里とする里程。⇔小道。 3 長い道のり。「今日は—であった、二人共に草臥(くたびれ)やったで、しんどかろ」〈伎・幼稚子敵討〉
おおみね‐おくがけみち【大峰奥駈道】
奈良県の吉野山と和歌山県の熊野三山を結ぶ道。修験者の修行道。熊野古道の中でも険しい道として知られる。靡(なびき)と呼ばれる75か所の修行場が設けてあり、ここを順に修行して歩く。熊野本宮大社の本宮...
おくのほそみち【おくのほそ道/奥の細道】
江戸中期の俳諧紀行。1冊。松尾芭蕉著。元禄15年(1702)刊。元禄2年3月、門人曽良(そら)と江戸深川を出発、奥州・北陸の名所・旧跡を巡り、9月に大垣に至るまでの紀行を、発句をまじえて記したもの。
おどろ‐の‐みち【棘の路】
1 雑草やいばらなどの生い茂った道。「うづもれし—を尋ねてぞふるきみゆきの跡もとひける」〈新後撰・神祇〉 2 《「棘路(きょくろ)」を訓読みにした語》公卿のこと。「位山—も程とほし花の外なる嶺の...
おなり‐みち【御成道】
貴人がお成りのときに通る道。御成筋(すじ)。
おのみち【尾道】
広島県南東部の市。瀬戸内海に面し、古くから商業港として発展。向島との間の尾道水道に尾道大橋が架かる。千光寺・浄土寺など古寺が多く、志賀直哉・林芙美子などの作品に描かれた。千光寺公園に文学碑の立つ...
おんな‐の‐みち【女の道】
1 女の守るべき道徳。 2 女色の方面。色恋の道。
かえり‐みち【帰り道/帰り路】
帰る途中の道。帰路。
限(かぎ)りある道(みち)
死出の旅路。「ただ—の別れのみこそ後ろめたけれ」〈源・初音〉