む‐しゅう【無終】
《古くは「むじゅう」》終わりのないこと。果てしのないこと。「—無限の道程をたどり行く旅人として」〈寅彦・相対性原理側面観〉
む‐じゅう【無住】
1 人が住んでいないこと。また特に、寺に住職がいないこと。また、その寺。「—の庵」「—の寺」 2 仏語。心の中の一切の束縛を断ち切った、とらわれのない状態。
む‐じゅうりょう【無重量】
人工衛星や自由落下する物体の内部などで、引力と慣性力が釣り合って、重さを感じなくなる現象。重力が働いていないように見えることから、無重力ともいう。→無重力
むじゅうりょう‐じょうたい【無重量状態】
物体の重さが感じられない状態。引力と遠心力が釣り合っている宇宙船や自由落下している空間の内部などでみられ、物体が空中に浮いた状態で静止する。重力が働いていないように見えることから、無重力状態ともいう。
む‐じゅうりょく【無重力】
重力がないこと。恒星や惑星などの引力・遠心力の影響を受けない状態をいう。 [補説]引力と遠心力が釣り合った状態では、重力が働いていないように見えることから、俗に、無重量と同義にも用いられる。
むじゅうりょく‐じょうたい【無重力状態】
重力が働いてないように見える状態。無重量状態のこと。→無重力
む‐じゅん【矛盾/矛楯】
[名](スル) 1 ほことたて。 2 《昔、中国の楚の国で、矛(ほこ)と盾(たて)とを売っていた者が、「この矛はどんなかたい盾をも突き通すことができ、この盾はどんな矛でも突き通すことができない」...
むじゅん‐がいねん【矛盾概念】
論理学で、同一の類概念に属する概念のうち、互いに他を否定しあってその中間に第三者を入れる余地のない概念。例えば、色という類概念に属する白と非白。→反対概念
むじゅん‐げんり【矛盾原理】
論理学で、思考の原理の一。「Aは非Aではない」または「いかなるものもAかつ非Aであることはできない」という形式で表される。同一原理の反面を表す。矛盾律。矛盾法。→思考の原理
むじゅん‐たいとう【矛盾対当】
論理学で、対当関係の一。主語と述語とは同じであるが、量(全称・特称)と質(肯定・否定)とを異にする二つの判断の真偽関係。→対当関係