むね‐つづき【棟続き】
棟が続くように家が並んでいること。
むねつのう‐ち【無熱悩池】
阿耨達池(あのくだっち)の異称。
胸(むね)潰(つぶ)らわ・し
悲しみや苦しみで胸がつぶれそうである。「いと—・しくおぼさる」〈源・賢木〉
むね‐と【宗と】
[名](多く「宗徒」と当てて書く)集団の中のおもだった者。「—の若き内侍十余人」〈平家・二〉
[副]《主たるものとしての意から》 1 おもに。主として。「家の作りやうは夏を—すべし」〈徒然・...
旨(むね)と◦する
主として重んじる。第一とする。「質素を—◦して生活する」
胸(むね)に当(あ)た・る
思い当たる。心に強く感じる。「夜中に魑魅魍魎(ちみもうりょう)に魘(おそ)われたのも、思い出して、私は犇々(ひしひし)と—・った」〈鏡花・高野聖〉
胸(むね)に穴(あな)が空(あ)いたよう
あって当たり前のものや大切なものがなくなったときの、喪失感を表す語。心に穴が空いたよう。 [補説]特に強調する際には「ぽっかり(と)」を伴うこともある。「定年退職をしたら、胸にぽっかり(と)穴が...
胸(むね)に余(あま)・る
思いが積もりに積もってあふれるばかりになる。また、悩みすぎて心の整理や判断ができなくなる。「云い度き事は—・れば、互に出来るだけ歩(あし)を緩めて」〈小杉天外・魔風恋風〉
胸(むね)に一物(いちもつ)
口には出さないが心の中にたくらみを抱くこと。「—ありそうな面(つら)構え」
胸(むね)に浮(う)か・ぶ
心に思い浮かぶ。ふと思いつく。「—・んだままを文章にする」