あおい【葵】
1 ㋐アオイ科のフヨウ属・トロロアオイ属などに含まれる植物の総称。タチアオイ・モミジアオイ・トロロアオイ・ゼニアオイ・フユアオイなど。《季 夏》 ㋑アオイ科の双子葉植物の総称。温帯から熱帯に...
あお‐くちば【青朽葉】
1 染め色の名。青みを帯びた朽葉色。 2 襲(かさね)の色目の名。表は青、裏は黄または朽葉色。また一説に、表は薄萌葱(うすもえぎ)、裏は青丹(あおに)ともいう。
あお‐ほん【青本】
《「あおぼん」とも》 1 江戸中期、享保ごろから赤本のあとを受けて黒本とともに婦女子の間に流行した草双紙(くさぞうし)の一。萌葱(もえぎ)色の表紙であるところからよばれる。絵入りで、内容は浄瑠璃...
あお‐もみじ【青紅葉】
1 まだ紅葉しないカエデ。 2 襲(かさね)の色目の名。表は萌葱(もえぎ)、裏は朽葉色。秋に用いた。
あか・む【赤む】
[動マ四]赤みがさす。赤らむ。「もえいでたる葉末の—・みて」〈枕・四〇〉
[動マ下二]「あかめる」の文語形。
あかれ【別れ/散れ】
1 集まっていた人々が、あちこちにわかれ散ること。散会。「弘徽殿(こきでん)の御—ならむ、と見給へつる」〈源・花宴〉 2 所属するもの。分(ぶん)。「桜萌黄(さくらもえぎ)などは、女院の御—」〈...
あけび‐このは【通草木の葉】
ヤガ科のガ。翅(はね)の開張約10センチ、前翅は褐色で枯れ葉に似る。翅を開くと、橙(だいだい)色の地に巴(ともえ)形の黒紋のある後ろ翅が現れる。夜、果実に集まり、汁を吸う。幼虫は芋虫で、アケビ・...
あさ‐あさ【浅浅】
[副] 1 色などが薄いさま。うっすら。「—と萌初(もえそ)めた麦畠は」〈藤村・破戒〉 2 考えが浅いさま。軽々しいさま。「気軽な男の、気も—に連れ添へば」〈浄・栬狩剣本地〉
あじ【䳑】
トモエガモ、地方によっては、シマアジの別名。あじがも。
あじ‐がも【䳑鴨】
トモエガモの別名。