こうがんじ‐ろうそく【仰願寺蝋燭】
仏前などにともす細く小さいろうそく。江戸時代、京橋の越前屋九右衛門が、浅草仰願寺の院主の依頼によって作りはじめたという。仰願寺。
こう‐ごう【曠劫】
仏語。きわめて長い年月。「この一日を—多生にもすぐれたるとするなり」〈正法眼蔵・行持上〉
こう【酵】
[常用漢字] [音]コウ(カウ)(漢) 酒をかもす。また、酒のもと。「酵素・酵母/発酵」
ゴアルディ‐モスジッド【Goaldi Masjid】
バングラデシュ中部の町ショナルガオンにあるイスラム寺院。15世紀末から16世紀初めに建造。ムガル帝国時代以前の数少ないモスクの一つとして知られる。外壁面に唐草文様の装飾が残っている。
兄(けい)たり難(がた)く弟(てい)たり難(がた)し
《「世説新語」徳行から》両方ともすぐれていて、その優劣を決めにくい。
君子(くんし)の過(あやま)ちは日月(じつげつ)の食(しょく)の如(ごと)し
《「論語」子張から》日食も月食も光を失ってもすぐに明るくなるように、君子は過ちを犯すことがあっても、すぐに改めて、もとの徳性に立ち返るというたとえ。
くっきょう‐いち【究竟一】
1 最もすぐれていること。「大のみ小のみ手斧鋸(のこぎり)遣り鉋(かんな)、—の手裏剣と」〈浄・出世景清〉 2 この上なく好都合なこと。「必定(ひつぢゃう)久吉この内に忍び居るこそ—」〈浄・太功記〉
クフナ‐アルク【Ko'hna ark】
ウズベキスタン西部、ホラズム州の都市ヒバにある宮殿。イチャンカラ(内城)と呼ばれる旧市街に位置する。17世紀に建造され、ヒバハン国の歴代ハンの居城となった。城壁に囲まれ、公邸、モスク、造幣所、ハ...
グラナダ‐だいせいどう【グラナダ大聖堂】
《Catedral de la Encarnación de Granada》スペイン南部の都市グラナダにある大聖堂。16世紀から17世紀にかけてモスク跡地に建造され、ゴシック様式にルネサンス様...
ぐとくしょう【愚禿鈔】
鎌倉時代の仏教書。2巻。親鸞(しんらん)著。成立年未詳。仏一代の教説のうち、大乗について二双四重(竪超・竪出、横超・横出)の教判を立て、浄土真宗を横超とし、最もすぐれているものとして、他力の信心...