きょうおう‐ごと【饗応言】
もてなしの言葉。また、機嫌をとる言葉。「種々の—云ひければ」〈盛衰記・二二〉
きょう‐ぜん【饗膳】
もてなしの料理の膳。ごちそうの酒やさかな。饗饌(きょうせん)。
くい‐より【食(い)寄り】
食事のもてなしなどを目当てに、人が集まってくること。また、利益のために寄り集まること。「親(しん)は泣き寄り、他人は—」
くち‐ひそ・む【嚬む】
[動マ四]苦々しげに口をゆがめる。「怪しく、僻僻(ひがひが)しくもてなし給ふを、もどき、—・み聞こゆ」〈源・総角〉
けけ・し
[形シク]よそよそしい。とりすました態度である。「あたり近くだによせず、いと—・しうもてなしたれば」〈源・少女〉
こころづき‐な・し【心付き無し】
[形ク]意に満たない。気に食わない。「憎く、—・くおぼゆとも世の聞耳を忍びやかにもてなして」〈夜の寝覚・二〉
心(こころ)に掛(か)・ける
1 心にとどめる。念頭におく。「いつも—・けていただき感謝しています」 2 目をかける。懸想(けそう)する。「天武の—・けさせ給へば、清み原にめされて」〈胆大小心録〉 3 心にまかせる。思いのま...
こころ‐の‐やみ【心の闇】
1 心の平静を失って、理非の分別がつかなくなること。「よもすがら月を見顔にもてなして—に迷ふころかな」〈山家集・中〉 2 親が子を思う情に引かされて迷う心。「—晴れ間なく、嘆きわたり侍りしままに...
心(こころ)を用(もち)・いる
いろいろ注意する。配慮する。「来客のもてなしに—・いる」
こと‐の‐ほか【殊の外】
[副] 1 予想と、かなり違っているさま。思いのほか。案外。意外。「—よい記録が出た」 2 程度が際立っているさま。格別。とりわけ。「今年は—寒い」
[形動ナリ]
に同じ。「—なる御もてなし...