べく‐ない【可内】
《「可(べく)」の字は、もと手紙文などで「可行候(ゆくべくそうろう)」のように必ず上に置くが、それを「ない」で否定して、下に付くの意。人名になぞらえて「内」を当てた》江戸時代、武家の下男の通称。
べつ‐かん【鼈羹】
すった山の芋に小麦粉・小豆粉・砂糖などを練り合わせて蒸し、亀甲(きっこう)形に切った餅菓子(もちがし)。もと、禅家の間食用。
べつ‐じょう【別条】
他と変わったこと。いつもとは違った事柄や状態。「—なく旅を終える」
ベトコン【Vietcong】
1960年に南ベトナムで、北ベトナムの指導のもと結成された南ベトナム解放民族戦線の俗称。南ベトナム政府軍・アメリカ軍・韓国軍などとベトナム戦争を戦って勝利。南北統一後はベトナム軍に吸収された。
ベトナム【Vietnam】
インドシナ半島東部にある国。正称、ベトナム社会主義共和国。首都ハノイ。国土は南北に細長く、ホン川とメコン川の両デルタ地帯を中心に水田農業が行われる。北部は鉱物資源に富む。1802年、阮朝(げんち...
ベトナム‐せんそう【ベトナム戦争】
ベトナムの統一をめぐる戦争。1960年に結成された南ベトナム解放民族戦線が、1961年、北ベトナムの支援のもとに南ベトナム政府に対して本格的な抗争を開始し、1969年には臨時革命政府を樹立。その...
ベニスにしす【ベニスに死す】
《原題、(ドイツ)Der Tod in Venedig》トマス=マンの短編小説。1912年発表。初老の作家が旅先のベニスで出会った美少年に心を奪われ、滞在を引き延ばすうちに客死するまでを描く。自...
ベネディクト‐しゅうどうかい【ベネディクト修道会】
ベネディクトゥス(英語名ベネディクト)の修道会規にもとづくカトリック教会の修道会の一。清貧・貞潔・従順を誓い、祈祷(きとう)と労働を標語とし、中世以来、学術・美術・教育に大きな業績を残した。女子...
ベヒスタン【Behistūn】
イラン西部、ザグロス山脈中部の小村。ケルマーンシャーの東方にある。アケメネス朝ペルシアのダレイオウス1世時代の浮き彫りと碑文の刻まれた岩山があり、楔形(くさびがた)文字解読のもとになった。200...
ベルゲン【Bergen】
ノルウェー南西部の港湾都市。北海沿岸のビーフィヨルドの湾奥に位置し、同国第2の規模をもつ。もとハンザ同盟の都市で、現在も重要な貿易港となっている。造船・機械などの工業が発達し、漁業も盛ん。197...