もの‐がくし【物隠し】
《「ものかくし」とも》物事をつつみ隠すこと。「御—、なほあらじの御言葉などは」〈宇津保・楼上上〉
もの‐がしら【物頭】
1 頭だつ役。長。かしら。「お家の掟(おきて)を知らずんば、なぜ—には伺はぬ」〈浄・反魂香〉 2 「武頭(ぶがしら)」に同じ。「よき—をまことに幾人も申しつけ」〈甲陽軍鑑・三七〉 3 能楽で、頭...
もの‐がた・い【物堅い】
[形][文]ものがた・し[ク]物事に慎み深く律義である。実直で義理堅い。「—・い人」 [派生]ものがたさ[名]
もの‐がたら・う【物語らふ】
[動ハ四]語り合う。「かのまめ男うち—・ひて帰り来て」〈伊勢・二〉
もの‐がたり【物語】
[名](スル) 1 さまざまの事柄について話すこと。語り合うこと。また、その内容。「世にも恐ろしい—」 2 特定の事柄の一部始終や古くから語り伝えられた話をすること。また、その話。「湖にまつわる...
ものがたり‐あわせ【物語合(わ)せ】
物合わせの一。左右の組に分かれ、珍しい物語や新作の物語に歌などを添えて出し合い、その優劣を競う遊び。
ものがたり‐え【物語絵】
平安時代に発達した、物語に絵を添え、また興趣のある場面だけを取り出して絵画化したもの。
ものがたりせんごぶんがくし【物語戦後文学史】
本多秋五による戦後の日本文学史。書評新聞「週刊読書人」に昭和33年(1958)から昭和38年(1963)にかけて連載。単行本は昭和35年(1960)から昭和40年(1965)にかけて、正、続、完...
ものがたりのあくるひ【物語の明くる日】
富岡多恵子の詩集。昭和35年(1960)刊。翌年の第2回室生犀星詩人賞を受賞。
ものがたり‐ぶみ【物語書】
「物語3」に同じ。