さし‐あたり【差(し)当(た)り】
(多く副詞的に用いて)先のことはともかく、今のところ。今しばらくの間。当面。「—必要なものだけを買う」
さて‐さて
[感]困惑・驚嘆したときなどに発する語。なんとまあ。はてさて。「—、やっかいな事になったものだ」「—、感心な子供もいるものだ」
[副]先を促して問いかけるときの語。それからそれから。それでそ...
さん‐そ【酸楚】
《「酸」「楚」ともに、いたむ意》悲しみいたむこと。また、悲しくつらいこと。「兎角世の中は—勝(がち)なものだ」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
三人(さんにん)寄(よ)れば文殊(もんじゅ)の知恵(ちえ)
《文殊は知恵をつかさどる菩薩》凡人でも三人集まって相談すれば、すばらしい知恵が出るものだということ。
しか
[係助]名詞、名詞的な語、動詞の連体形、形容詞・形容動詞の連用形、一部の助詞・助動詞などに付く。打消しの語を伴って、特定の事柄以外のものを全く否定する意を表す。「この道を行く—ない」→きり →...
しか‐し【然し/併し】
[接]《「しかしながら」の略かという》 1 今まで述べてきた事柄を受けて、それと相反することを述べるときに用いる。そうではあるが。けれども。「こんなことは言いたくない。—立場上言わなければならな...
しきょう【詩経】
中国最古の詩集。五経の一。孔子編といわれるが未詳。周の初めから春秋時代までの詩305編を国風・雅・頌(しょう)の3部門に大別。国風は諸国の民謡で15の風、雅は朝廷の音楽で小雅・大雅の二つ、頌は宗...
舌(した)が回(まわ)・る
よどみなくしゃべる。「よくあれだけ—・るものだ」
しっ‐かい【悉皆】
[副] 1 残らず。すっかり。全部。「少しも包み隠さず、—話して了(しま)って」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉 2 まるで。「白いふんどしで、かごの胴中をくくった所は、—おやしきの葬礼といふものだ」〈...
し‐でか・す【仕出かす/為出かす】
[動サ五(四)]ふつうでは考えられないような大きなことや大失敗をする。やらかす。やってのける。「とんでもないことを—・したものだ」「何を—・すかわからない」