大廈(たいか)の材(ざい)は一丘(いっきゅう)の木(き)にあらず
《王褒「四子講徳論」から》大きな建物は、一つの山の木だけでできているわけではない。大事業は必ず大勢の力によって成就するもので、決して一人だけの力でできるものではないということ。
民(たみ)信(しん)無(な)くば立(た)たず
《「論語」顔淵から》政治は民衆の信頼なくして成り立つものではない。孔子が、政治をおこなう上で大切なものとして軍備・食糧・民衆の信頼の三つを挙げ、中でも重要なのが信頼であると説いたことから。民信無...
つまら◦ない【詰(ま)らない】
[連語]《動詞「つまる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》 1 おもしろくない。興味をひかない。「—◦ない映画」 2 とりあげる価値がない。大したものではない。「—◦ないものですが、お収めくださ...
てい‐しょく【抵触/牴触/觝触】
[名](スル) 1 触れること。衝突すること。転じて、物事が相互に矛盾すること。「新説は従来の主張に—するものではない」 2 ある行為が法律や規則に反すること。「道路交通法に—する」
天(てん)は人(ひと)の上(うえ)に人(ひと)を造(つく)らず人(ひと)の下(した)に人(ひと)を造(つく)らず
生来、人間は平等であり、貴賤・貧富の差別は初めからあるものではない。 [補説]福沢諭吉「学問のすゝめ」から。
どころ
[副助]《形式名詞「ところ」が連濁により音変化したものから》名詞または名詞に準じる語、活用語の終止形に付き「どころではない」などの形で、ある事態をあげ、そのようななまやさしい程度のものではないと...
ノーベル‐けいざいがくしょう【ノーベル経済学賞】
毎年1回、経済分野において功績のあった人に贈られる賞。スウェーデン国立銀行が設立した賞で、ノーベル基金から賞金が出ているものではないが、一般にノーベル賞として扱われる。第1回は1969年で、受賞...
ノーベル‐しょう【ノーベル賞】
ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与さ...
はいちゅう‐げんり【排中原理】
論理学で、思考の原理の一。相互に矛盾する二命題のうちのいずれかに真理があり、第3のものはありえないことをいう。「AはAでも非Aでもないものではない」または「AはBでも非Bでもないものではない」と...
人(ひと)はパンのみにて生(い)くる者(もの)に非(あら)ず
《新約聖書「マタイ伝」第4章から》人は物質的満足だけを目的として生きるものではない。