もよ
[間助]《係助詞「も」+間投助詞「よ」から。上代語》名詞、活用語の終止形、助詞「は」に付く。強い感動・詠嘆を表す。…(も)まあ。「吾は—女(め)にしあれば」〈記・上・歌謡〉
もよい【催い】
1 準備をすること。用意を整えること。多く、名詞の下に付けて用いる。「船—」「宇治橋の辺に押し寄せいくさ—せられけり」〈承久記〉 2 名詞の下に付けて、その物事のきざしが見えることを表す。「雨—...
も‐よう【模様】
1 織物・染め物・工芸品などに装飾として施す種々の絵や形。また、ものの表面にあらわれた図形。文(あや)。文様。「美しい—の木目」「幾何学的な—」 2 物事のありさま。ようすや経過。「現場から事件...
もよう‐がえ【模様替え】
[名](スル) 1 建物などの設計、室内の装飾、家具の配置などを変えること。「部屋を—する」 2 物事の仕組み・方法・順序などを変えること。「組織の—」
もよう‐ながめ【模様眺め】
状況がはっきりするまで静観していること。特に、相場についていう。
もよう‐ふぐ【模様河豚】
フグ科の海水魚。暖海のサンゴ礁などにすむ。全長約50センチ。体は長卵形で、小さなとげが密生し、白地に多数の小黒点がある。幼魚は、腹側に暗褐色の線が複雑に走る。有毒。
もよう‐もの【模様物】
模様の入ったもの。模様のある衣装。「京染の—」
もよおし【催し】
1 人を集めて興行・会合などをすること。また、その興行・会合など。催し物。「歓迎の—を開く」 2 人をうながすこと。催促。「殿の御心とおぼし立ちたるか。御—か」〈宇津保・蔵開下〉 3 物事を誘い...
もよおし‐がお【催し顔】
[名・形動ナリ]うながすような顔つき。また、そのさま。「草むらの虫の声々—なるも」〈源・桐壺〉
もよおし‐ぐさ【催し種】
ある感情などを引き起こすもとになるもの。誘い出すきっかけ。「物思ひの—なめり」〈源・須磨〉