もん‐じ【文字】
「もじ(文字)」に同じ。「十—」「大(だい)—」
もんじ‐の‐くに【文字の国】
中国の異称。漢字が豊富であるところからいう。
もんじ‐の‐ごく【文字の獄】
中国の諸王朝で起こった筆禍事件の総称。特に清朝の康熙帝・雍正帝・乾隆帝時代のものが有名。満州出身の清朝は、その政治に反抗的な言辞を筆にした漢人を激しく弾圧、著者を極刑に処すとともにその著書を禁書...
もんじ‐の‐ほうし【文字の法師】
もっぱら教理・経文の研究にのみふけり、実践的な禅行を修しない法師。禅僧が学問僧をあざけっていう語。→暗証(あんしょう)の禅師(ぜんじ)
もん‐しゃ【紋紗】
《古くは「もんじゃ」とも》文様を織り出した紗。
もん‐じゃ【文者】
学者。また、詩文に巧みな人。「まことしき—にて」〈大鏡・道隆〉
もん‐じゃ【問者】
1 問う人。質問者。 2 仏語。論議などの席や竪義(りゅうぎ)の際に、提出されている問題について竪者(りっしゃ)に問難する役の僧。 3 ⇒問頭(もんとう)
もん‐じゃく【文尺】
足袋を製作する職人専用の木製の物差し。1尺は曲尺(かねじゃく)の8寸に相当。文木(もんぎ)。
もん‐じゃく【文籍】
書籍。書物。ぶんせき。
もん‐じゃく【問籍】
「名対面(なだいめん)1」に同じ。「滝口の—も絶えにければ」〈平家・四〉