霜(しも)を履(ふ)みて堅氷(けんぴょう)至(いた)る
《「易経」坤卦から》霜が降る時期を過ぎれば、やがて氷が硬く張る季節が来る。災難の小さな兆候を見逃がしていると、やがて必ず大きな災難に見舞われることのたとえ。
アール‐エス‐シー【RSC】
《Royal Shakespeare Company》ロイヤルシェークスピア劇団。1879年、シェークスピア記念劇場が開場。やがて常駐劇団が生まれ、1925年ジョージ5世の勅許によって公的な運営...
われまど‐りろん【割れ窓理論/破れ窓理論】
窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる、という犯罪理論。軽犯罪を取り締まることで、犯...
ござ‐あ・る【御座有る】
[動ラ四] 1 「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「それにゆるりと—・れ」〈虎清狂・泣尼〉 2 「ある」の意の尊敬語。おありになる。「やがてお大名にならせらるる御瑞相が—・るほど...
こっけん‐ろん【国権論】
明治初期から中期にかけて、民権論に対し、国家の独立・維持を第一義とした思潮。不平等条約の改正という国民的課題をかかえる状況の中で広く支持され、やがて国家主義や対外膨張主義へと傾いていった。
こそでそがあざみのいろぬい【小袖曽我薊色縫】
歌舞伎狂言。世話物。7幕。河竹黙阿弥作。安政6年(1859)江戸市村座初演。極楽寺の僧清心(せいしん)と遊女十六夜(いざよい)が心中に失敗し、やがて悪の道に踏み込む話。別名題「花街模様薊色縫(さ...
さい‐は【砕波】
沖合からの波が岸に近づく際に起こる現象。水深が浅くなるにつれて波長が縮むと同時に波高が増し、やがて波形が不安定となって前方にくずれ落ちる。
こうやのよびごえ【荒野の呼び声】
《原題The Call of the Wild》ロンドンの長編小説。1903年刊。ペットとして飼われていた犬が、さらわれてそり犬になり、やがて野性にかえっていく姿を描く。1908年のD=W=グリ...
座(ざ)して食(く)らえば山(やま)も空(むな)し
働かないでいれば、豊富な財産もやがてはなくなるものである。
サイラスラパムのこうじょう【サイラス=ラパムの向上】
《原題The Rise of Silas Lapham》ハウエルズの小説。1885年刊。貧しい青年サイラスが事業に成功して上流社会に入ろうとするが挫折、やがて精神的な向上を目指すようになる姿を描く。