や‐ふ【野夫】
《「やぶ」とも》田舎に住む男。田舎者。自分を謙遜していうこともある。田夫(でんぷ)。「—といへども、さすがに情け知らぬにはあらず」〈奥の細道〉
やせ‐ほうし【痩せ法師】
《「やせぼうし」とも》やせた僧。また、やせた人。やせっぽち。「藪医者(やぶくすし)の竹斎とて興がる—一人あり」〈仮・竹斎・上〉
やぶ‐かげ【藪陰】
藪の陰になる所。やぶのかげ。
やえ‐むぐら【八重葎】
1 雑草が幾重にも生い茂っているくさむら。《季 夏》「白百合(しらゆり)の花大きさや—/鬼城」「雨の中に—に濡れしょびれて居るのでなしに」〈鏡花・白鷺〉 2 アカネ科の一年草または二年草。畑やや...
やけ‐ただ・れる【焼け爛れる】
[動ラ下一][文]やけただ・る[ラ下二]焼けて、皮膚や肉がやぶれくずれる。
ヤブウォンナ【Jabłonna】
ポーランド中東部の町。ワルシャワの北約20キロメートルに位置する。ポーランド最後の国王スタウスワフ=アウグスト=ポニャトフスキの弟のために建てられた、バロック様式のヤブウォンナ宮殿がある。宮殿は...
やぶ‐がらし【藪枯】
ブドウ科の蔓性(つるせい)の多年草。空き地などに生え、よく伸びて分枝し、巻きひげがあり、他の植物を覆って枯らすことがある。葉は卵形の5枚の小葉からなる鳥足状の複葉で、互生。夏、淡緑色の小花を多数...
や・る【破る】
[動ラ四]やぶる。引き裂く。「とまれかうまれ、疾く—・りてむ」〈土佐〉 [動ラ下二]「やれる」の文語形。
やま‐たちばな【山橘】
1 山に生えるタチバナ。野生のタチバナ。 2 ヤブコウジの別名。《季 冬》 3 植物ボタンの別名。
やり‐す・つ【破り捨つ】
[動タ下二]やぶりすてる。「人の—・てたる文(ふみ)を継ぎて見るに」〈枕・二七六〉