やま‐の‐い【山の井】
山中のわき水がたまってできた井戸。やまい。「安積香山(あさかやま)影さへ見ゆる—の浅き心を我が思はなくに」〈万・三八〇七〉
やま‐の‐いも【山の芋/薯蕷】
ヤマノイモ科の蔓性(つるせい)の多年草。山野に自生。芋は円柱形でナガイモより細く、長さ1メートルにもなる。葉は先がとがり、基部が心臓形で、対生する。雌雄異株。夏、葉の付け根に花をつけ、雄花穂は直...
山(やま)の芋(いも)が鰻(うなぎ)になる
起こるはずのないことが実際に起こるたとえ。また、思いもよらないほどの変化をするたとえ。
やまのうえ【山上】
姓氏の一。 [補説]「山上」姓の人物山上宗二(やまのうえそうじ)山上憶良(やまのうえのおくら)
やまのうち【山内】
姓氏の一。 [補説]「山内」姓の人物山内以九士(やまのうちいくじ)山内一豊(やまのうちかずとよ)山内豊信(やまのうちとよしげ)山内容堂(やまのうちようどう)
やまのうち‐いくじ【山内以九士】
[1902〜1972]プロ野球公式記録員。島根の生まれ。学生時代から野球の記録・規則に携わり、昭和15年(1940)広瀬謙三とともに編集した「日本野球規則」がプロ野球で採用された。昭和25年(1...
やまのうち‐おんせんきょう【山ノ内温泉郷】
長野県北東部、下高井郡山ノ内町の温泉群。湯田中(ゆだなか)・渋(しぶ)・上林(かんばやし)・地獄谷・穂波(ほなみ)・発哺(ほっぽ)などの温泉からなる。志賀高原への入り口。
やまのうち‐じんじゃ【山内神社】
⇒やまうちじんじゃ
やま‐の‐お【山の尾】
「やまお」に同じ。
やまのおと【山の音】
川端康成の小説。昭和24年(1949)から昭和29年(1954)にかけて発表。年老いた主人公が息子の嫁に抱く情愛や死への恐怖を描く。昭和29年(1954)、第7回野間文芸賞受賞。同年映画化された。