ゆ‐の‐あわ【湯の泡】
硫黄(いおう)。湯のあか。「—、白土(しらつち)また和松(ひきまつ)あり」〈肥前風土記〉
ゆ‐の‐かみ【湯の神】
温泉の神。温泉をつかさどる大己貴神(おおなむちのかみ)・少彦名神(すくなひこなのかみ)の二神。
ゆのかわ‐おんせん【湯の川温泉】
北海道函館市湯川町を中心に松倉川沿いにある温泉。泉質は塩化物泉。
ゆ‐の‐こ【湯の子/湯の粉】
1 茶の湯で、懐石の終わりに出す練り湯に入れる焦げ飯や煎(い)り米。 2 釜底に焦げついた飯を粥(かゆ)にしたもの。「もはや—の便も切れ、露命すでに終らん事」〈浮・貧人太平記〉
ゆ‐の‐こ【湯ノ湖】
栃木県日光市の西部にある湖。湯川が三岳(みつたけ)(標高1945メートル)の溶岩流によりせき止められてできた。面積0.32平方キロメートル、最大深度12メートル、湖面標高1475メートル。マス釣...
ゆのごう‐おんせん【湯郷温泉】
岡山県美作(みまさか)市にある温泉。泉質は塩化物泉。奥津温泉・湯原(ゆばら)温泉とともに美作三湯の一。平安時代、円仁が白鷺(しらさぎ)に導かれて発見したという伝説が残る。
ゆ‐のし【湯熨斗】
[名](スル)湯気を当てて布のしわをのばすこと。「ジュバンを—する」
湯(ゆ)の辞儀(じぎ)は水(みず)になる
風呂に入るときに遠慮して譲り合っていると、湯が冷めてしまう。遠慮も、時と場合とによることのたとえ。
ゆのつ【温泉津】
島根県大田市の地名。旧町名。日本海に臨む温泉町で、江戸時代には大森銀山の積み出し港として栄えた。温泉は塩化物泉。
ゆ‐の‐はな【湯の花/湯の華】
1 鉱泉や温泉の噴き出し口や流路に生じる沈殿物や付着物。硫黄(いおう)泉の硫黄、石灰泉の石灰華、珪酸泉の珪華など。ゆばな。温泉華。スケール。 2 「湯垢(ゆあか)1」に同じ。