よ‐わたり【世渡り】
[名](スル)生活していくこと。よすぎ。渡世。「—がうまい」「怪しい商売で—する」
よ‐わた・る【世渡る】
[動ラ四]生計を立てる。生活をしていく。「木枯(こがらし)や何に—・る家五軒」〈蕪村句集〉
よ‐わた・る【夜渡る】
[動ラ四]夜の間に通る。夜間に渡っていく。「天の原雲なき夕(よひ)にぬばたまの—・る月の入らまく惜しも」〈万・一七一二〉
よわなさけうきなのよこぐし【与話情浮名横櫛】
歌舞伎狂言。世話物。9幕。3世瀬川如皐(じょこう)作。嘉永6年(1853)江戸中村座初演。木更津の博徒の妾(めかけ)お富と伊豆屋の若旦那与三郎の情話を描いたもので、特に4幕目「源氏店(げんじだな...
よわ‐ね【弱音】
力のない物言い。また、意気地のない言葉。「—を吐く」
よわ‐の‐あらし【夜半の嵐】
1 夜吹く風。 2 《「明日ありと思ふ心のあだ桜夜半に嵐の吹かぬものかは」〈親鸞上人絵詞伝〉による》一夜で桜花を散らす嵐。気づかないうちに変化が起こるたとえ。
よわ‐の‐けぶり【夜半の煙】
夜に立ち上る煙。多く火葬の煙をいう。「旅の空—と上りなばあまの藻塩火(もしほび)たくかとや見む」〈後拾遺・羇旅〉
よわのねざめ【夜半の寝覚】
⇒夜の寝覚
よわ‐び【弱火】
火力の弱い火。とろ火。⇔強火。
よわ‐ふくみ【弱含み】
《「よわぶくみ」とも》取引で、相場が多少とも下がる傾向を示していること。⇔強含み。