あき‐され【秋され】
《「あきざれ」とも》秋になること。秋が深まること。あきさり。《季 秋》「頃しも今は—や稲葉(いなば)そよぎて露こぼす」〈浄・八花形〉
あき‐しぐれ【秋時雨】
秋の末に降るしぐれ。《季 秋》「—いつもの親子すずめかな/万太郎」
あきつ‐ひれ【蜻蛉領巾】
トンボの翅のように、薄くて美しい領巾。「わが持てる真澄鏡(まそみかがみ)に—負ひ並(な)め持ちて馬買へわが背」〈万・三三一四〉
商(あきな)いは牛(うし)の涎(よだれ)
商売は、牛のよだれが切れ目なく長く垂れるように、気長く努力せよということ。
あき‐にれ【秋楡】
ニレ科の落葉高木。本州中部以西に分布。葉は楕円形で縁に切れ込みがあり、堅い。秋に黄色の小花をつける。街路樹・盆栽とし、材は挽(ひ)き物細工などに使用。いしけやき。かわらけやき。
あき‐の‐くれ【秋の暮れ】
1 秋の夕暮れ。秋の夕べ。《季 秋》「枯枝に烏のとまりたるや—/芭蕉」 2 秋の末ごろ。晩秋。
あき‐ばれ【秋晴(れ)】
秋の、よく澄んで晴れ渡っている空のようす。秋の快晴。《季 秋》「—や宇治の大橋横たはり/風生」
あきれ【呆れ/惘れ】
あきれること。
あくせい‐インフレ【悪性インフレ】
《「悪性インフレーション」の略》経済・社会全体を混乱に陥れるようなインフレ。ハイパーインフレーション。
あく‐たれ【悪たれ】
悪たれること。また、その者。「—小僧」