わが‐はい【我が輩/吾が輩】
[代]一人称の人代名詞。男性が用いる。 1 おれさま。わし。余。尊大の気持ちを含めていう。「—にまかせておけ」「今—も此国に生れて日本人の名あり」〈福沢・学問のすゝめ〉 2 われわれ。われら。「...
わがはいはかもである【我輩はカモである】
《原題Duck Soup》米国の映画。1933年公開の白黒作品。レオ=マッケリー監督によるドタバタ喜劇。主演はチコ、ハーポ、グルーチョ、ゼッポのマルクス兄弟。ファシズムを風刺した、マルクス兄弟の...
わがはいはねこである【吾輩は猫である】
夏目漱石の小説。明治38〜39年(1905〜1906)発表。中学教師苦沙弥(くしゃみ)先生の飼い猫の目を通して、近代文明の中の人間を批判・風刺した作品。
わがはいはねこであるさつじんじけん【「吾輩は猫である」殺人事件】
奥泉光のファンタジー小説。平成8年(1996)刊。夏目漱石の小説「吾輩は猫である」の文体を模倣しつつ、溺死したはずの猫の「吾輩」が、仲間たちとともに苦沙弥(くしゃみ)先生の死の謎に迫る。
わがひとにあたうるあいか【わがひとに与ふる哀歌】
伊東静雄の第一詩集。昭和10年(1935)刊行。
我(わ)が百年(ひゃくねん)の命(いのち)を棄(す)てて公(きみ)が一日(いちじつ)の恩(おん)に報(ほう)ず
自分の一命を捨てて主君から受けた1日の恩に報いる。
わがぶんしょう【我が文章】
大町桂月の随想評論集。明治38年(1905)刊行。
わがへんれきのさんが【わが遍歴の山河】
日本画家、東山魁夷による自伝的エッセー。昭和32年(1957)刊行。新版は昭和46年(1971)に刊行。
わが‐ほう【我が方】
自分たちの方。自分の側。
わがまち【わが町】
《原題Our Town》T=N=ワイルダーの戯曲。3幕。1938年ニューヨークにて初演、刊行。同年ピュリッツァー賞を受賞。1940年、サム=ウッド監督により映画化。小さな町を舞台に、人生や、生と...