しゃ‐こう【藉口】
[名](スル)何かにかこつけること。口実をもうけて言いわけすること。「道理らしい言草に—して」〈二葉亭・其面影〉
じ‐ゆう【事由】
1 事柄の生じた理由・原因。事のわけ。「—のいかんにかかわらず遅延は認めない」 2 法律で、理由または原因となっている事実。
しゅうじん‐の‐ジレンマ【囚人のジレンマ】
ゲームの理論における重要な概念の一つ。二人の容疑者が別室で尋問され、一方が自白し、もう一方が黙秘の場合、前者は釈放、後者は10年の懲役となり、二人とも黙秘の場合は懲役1年、二人とも自白の場合は懲...
しょむ‐わけ【所務分け】
遺産分配。かたみわけ。「—の大法は、たとへば千貫目の身代なれば、惣領(そうりゃう)に四百貫目、居宅に付けて渡し」〈浮・胸算用・二〉
じんこう‐ばくはつ【人口爆発】
人口が爆発的に増加すること。主に第二次大戦後の世界的な人口増加、とりわけ1960年代以降の発展途上国における急激な人口増加をいう場合が多い。
せい‐だく【清濁】
1 澄んでいることと濁っていること。 2 善と悪。善人と悪人。また、賢者と愚者。 3 清音と濁音。 4 清酒と濁酒。「—をわけてもてなすひなの酒」〈柳多留・一三〉
すて‐お・く【捨(て)置く】
[動カ五(四)]そのままにしておく。かまわないで放っておく。放置する。「進言を—・くわけにはいかない」
すま‐に
[副] 1 (「手もすまに」の形で)休まないで一生懸命にの意か。「戯奴(わけ)がため我(あ)が手も—春の野に抜ける茅花(つばな)そ召して肥えませ」〈万・一四六〇〉 2 すきまのないさま。「山吹の...
すずろ・く【漫ろく】
[動カ四] 1 落ち着かず、そわそわする。「この男いたく—・きて、門近き廊の簀子だつ物に尻かけて」〈源・帚木〉 2 わけもなく恥ずかしがる。「いと—・きてとみに言ひもいださず」〈著聞集・一六〉
すそ‐わけ【裾分け】
(多く「おすそわけ」の形で)もらいものや利益を、さらに他の者に分け与えること。「金儲けの—をした上に華美(はで)な贅沢の所為(まね)が出来るなら」〈魯庵・社会百面相〉