わり‐あ・てる【割(り)当てる】
[動タ下一][文]わりあ・つ[タ下二]全体をいくつかに分けて、それぞれにあてがう。配分する。わりふる。「費用を等分に—・てる」「—・てられた仕事」
わり‐い・る【割り入る】
[動ラ四] 1 わりこむ。「まあまあ待て下さんせと二人が中へ—・るに」〈滑・七偏人・二〉 2 深く立ち入る。「こちの人とも—・って相談」〈浄・油地獄〉
わり‐かし【割(り)かし】
[副]「わりかた」の俗な言い方。「—安く買えた」
わり‐かた【割(り)方】
[副]わりと。わりに。わりあいに。わりかし。「あの店は—信用できるほうだ」
わり‐き・る【割(り)切る】
[動ラ五(四)] 1 割り算で、余りを出さずに割る。整除する。「ここの勘定は人数で—・ることができない」 2 ある原則に立って、物事を単純明快に解釈し結論を出す。また、その結論にしたがって決断...
わり‐き・れる【割(り)切れる】
[動ラ下一][文]わりき・る[ラ下二] 1 割り算をしたとき、端数を出さずに割れる。「九は三で—・れる」 2 納得がいって気持ちがすっきりする。多く、打消しの語を伴って用いられる。「—・れない気...
わり‐つ・ける【割(り)付ける】
[動カ下一][文]わりつ・く[カ下二] 1 割り当てる。割り振る。「仕事を—・ける」 2 割り付けをする。「カットを体裁よく—・ける」 3 勢いよく断ちわる。「ずーんと脳を—・けると」〈円朝・真...
わり‐な・い【理無い】
[形][文]わりな・し[ク]《「割り無い」で、理性や道理では計り知れない意》 1 理屈や分別を超えて親しい。非常に親密である。多く、男女関係についていう。「いつしか—・い仲になる」 2 道理に合...
わり‐に【割に】
[副]思ったよりも。比較的。わりあい。わりと。「値段が—安い」「—こまめな男だ」
わり‐びし【割菱】
紋所の名。菱形を斜め十文字で四等分したもの。四割(よつわり)菱。武田菱。