たしき‐せい【多色性】
偏光顕微鏡で白色偏光を通して見た鉱物の色が、偏光の振動方向により異なる現象。たしょくせい。
たじょうぶっしん【多情仏心】
里見弴(さとみとん)の小説。大正11〜12年(1922〜23)発表。主人公藤代信之の女性遍歴を通して人間の真心を描く。
たち【館】
1 国司・郡司などの官舎。「甲斐国に—の侍なりけるものの、夕ぐれに—をいでて」〈宇治拾遺・三〉 2 貴人の邸宅。やかた。「ほととぎす—を通してといふ許になくときくにも」〈かげろふ・下〉 3 貴人...
たて‐がい【立(て)会】
遊芸などの、おさらいの会。また、浄瑠璃の同一外題を何人かで分担したりして、全曲を通して演じる会。
たて‐ばた【竪機】
縦糸を垂直に張り、横糸を通して織る織機。敷物・絨緞(じゅうたん)などを織るのに使用。
た‐まき【手纏/環/鐶】
《手に巻くものの意》 1 上代の装身具。玉や鈴にひもを通して手に巻いたもの。くしろ。 2 弓を射るとき、左のひじを覆う籠手(こて)。弓籠手(ゆごて)。〈和名抄〉
たもと‐おとし【袂落(と)し】
タバコ入れや汗ふきなどを挟む小さい袋。ひもの両端に一つずつ結びつけ、ふところを通して左右のたもとに落としておくもの。
タンゴ【(スペイン)tango】
1 19世紀後半にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで起こった、4分の2拍子系のダンス音楽。また、それに合わせて踊るダンス。ハバネラ・ミロンガ・カンドンベなどの舞曲が融合してできたものといわれる...
たんさいぼう‐せいぶつ【単細胞生物】
生活史を通して、体が単一の細胞からできている生物。アメーバやゾウリムシなどの原生動物・細菌・珪藻などにみられる。→多細胞生物
だいたい‐げんじつ【代替現実】
専用ゴーグルなどの機器を通して見る現実の映像を、あらかじめ撮影・編集された映像と差し替えることで、実際には存在しないものが、あたかも目の前にあるように錯覚させる技術の総称。サブスティチューショナ...