えい【纓】
1 冠の付属具で、背後の中央に垂らす部分。古くは、髻(もとどり)を入れて巾子(こじ)の根を引き締めたひもの余りを後ろに垂らした。のちには、幅広く長い形に作って巾子の背面の纓壺(えつぼ)に差し込ん...
えい【翳】
[音]エイ(漢) [訓]かげ かげる かざす 1 物におおわれてできる陰。かげり。「暗翳・陰翳」 2 さえぎり隠す。「掩翳(えんえい)」 [補説]1は「影」を代用字とすることがある。
え・い【良い/善い/好い】
[形][文]え・し[ク]よい。よろしい。「本間(ほんま)に器量の—・いものは徳やな」〈漱石・行人〉
えい【英】
[音]エイ(漢) [訓]ひいでる はなぶさ [学習漢字]4年 1 すぐれている。すぐれた人。「英才・英断・英雄/育英・俊英」 2 花。花房。「石英・落英」 3 イギリス。「英語・英国/日英」 4...
えい【衛】
中国、春秋時代の列国の一。周の武王の弟康叔(こうしゅく)を祖とする。現在の河北省南西部から河南省北部にわたる地域を領し、殷(いん)の旧都朝歌に都したが列国の圧迫でしばしば遷都。前209年、秦(し...
えい【衛〔衞〕】
[音]エイ(ヱイ)(漢) エ(ヱ)(呉) [訓]まもる まもり [学習漢字]5年 1 周りにいて中のものを守る。また、守る人。「衛生・衛兵/警衛・護衛・自衛・守衛・親衛・前衛・防衛・門衛」 2 ...
えい【裔】
血筋の末。子孫。「大納言公時(きんとき)から二十一世の—で」〈魯庵・社会百面相〉
えい【裔】
[音]エイ(呉)(漢) [訓]すえ 1 遠い子孫。「後裔・神裔・苗裔・末裔・余裔」 2 遠い辺境。「四裔」 [補説]原義は、着物のすそ。
えい【裛衣/裛被】
「裛衣香(えいこう)」に同じ。
えい【詠/咏】
1 詩歌を作ること。また、その詩歌。「一首の御—を遊ばしてくだされけり」〈平家・六〉 2 詩歌を声を長く引いてうたうこと。朗詠。「いかにも歌は、—の声によるべきもの」〈古来風体抄・上〉 3 舞楽...