かん【坎】
1 穴。くぼみ。「—の火っ気が、快い温みを漂わせていた」〈芥川・将軍〉 2 易の八卦(はっけ)の一。で表す。水にかたどり、方位では北に配する。
かん【肝】
1 肝臓。きも。〈日葡〉 2 《昔、魂の宿るところとされたところから》心。まごころ。「—ヲクダク」〈日葡〉
かん【官】
1 国の政務を執行する機関。朝廷・政府など。役所。おおやけ。「—も商売上手やが」〈上司・太政官〉 2 役所における職務・地位。また、それをつかさどる人。役人。官吏。「—に就く」「—を辞す」 3 ...
かん【冠】
[名]かんむり。 [ト・タル][文][形動タリ]最もすぐれているさま。首位に立つさま。「世界に—たる誉れ」 [接尾]助数詞。スポーツや将棋などの競技・大会で、勝ち得た称号の数や優勝回数を数...
かん【巻】
[名] 1 巻物。巻物にした書物。巻子本(かんすぼん)。「—を開く」 2 書物。書籍。 3 何冊か合わせてひとまとまりとなる書籍の、その一つ一つ。 [接尾]助数詞。 1 書籍の冊数をかぞえる...
かん【疳】
1 疳の虫によって起こるとされる、小児の神経症。夜泣きやひきつけなどの発作を起こす病気。 2 「癇(かん)2」に同じ。「—が高ぶる」
かん【勘】
1 物事の意味やよしあしを直感的に感じとり、判断する能力。「—が働く」 2 古文書で、内容の了解を示す符号や点。
かん【患】
苦しみ。悩み。わずらい。「夫親の苦は婦子の—と為り」〈福沢・文明論之概略〉
かん【貫】
[名] 1 尺貫法の重さの単位。1貫は1000匁(もんめ)、すなわち3.75キロで、明治24年(1891)から昭和33年(1958)まで商取引で用いられた。 2 銭貨を数える単位。1貫は銭10...
かん【棺】
死者を葬るときに遺体を納める容器。ひつぎ。