あぶ‐あぶ
[副] 1 おぼれかかって苦しんでいるさま。あっぷあっぷ。「水を食らうて—と浮き上がれば」〈浄・天神記〉 2 危ぶみ気づかうさま。ひやひや。はらはら。「襖(ふすま)開けるとすり足し、わき目もふら...
あまの‐そうほ【天野宗歩】
[1816〜1859]江戸末期の棋士。江戸の人。11代大橋宗桂に入門。近代将棋の定跡の基礎を築いた。七段。後世、棋聖と仰がれる。著に定跡集「将棋精選」がある。
あまりにもさわがしいこどく【あまりにも騒がしい孤独】
《原題、(チェコ)Příliš hlučná samota》チェコの小説家、フラバルの小説。1976年、執筆。地下出版で読み継がれ、1989年、チェコのビロード革命の年に正式に刊行。
あらた・し【新たし】
[形シク]《「あら(新)た」の形容詞化で、「あたら(新)し」の意の上代語。特に新年をいう場合が多い》新しい。もののはじめである。けがれがない。「—・しき年の始めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事(...
あり‐じごく【蟻地獄】
1 ウスバカゲロウ類の幼虫。体長約1センチ。鎌(かま)状の大あごをもち、乾燥した土をすり鉢状に掘って巣を作り、底にひそんで落ちたアリなどを捕らえる。あとじさり。すりばちむし。《季 夏》「—見て光...
あるおとこのしょうがい【ある男の生涯】
《原題、(イタリア)Vita d'un uomo. Tutte le poesie》イタリアの詩人、ウンガレッティの全詩集。モンダドーリ社が1942年に刊行開始。1960年までに「喜び」「時の感...
アルボン【Arbon】
スイス北東部、トゥールガウ州の町。ザンクトガレンの北約10キロメートル、ボーデン湖南岸に位置する。18世紀に繊維産業が興り、19世紀に製造業が発展。自動車・繊維機械メーカーのザウラーが本社を置く...
あれはたれ‐どき【彼は誰時】
《あれは誰か見分けがつかない薄暗い時分の意》夕方。かわたれどき。たそがれどき。「—なるに、ものの調べどもおもしろく」〈源・初音〉
アンモン‐かく【アンモン角】
脳の深部にある海馬の別称。形が古代エジプトの神アモンの角に似ることから、18世紀にフランスの解剖学者ガレンジョが命名した。
アーライシ‐こ【アーライシ湖】
《Āraišu ezers》ラトビア、ビゼメ地方の町ツェーシス南郊にある湖。ラトガレ人の9世紀ころの集落が発見された。現在は湖上の住居などが復元され、野外博物館として公開されている。