しま‐ちりめん【縞縮緬】
1 縞糸に山繭糸を用いた縮緬。山繭糸は染色しにくく、自然に染め分けられて縞が出る。山繭縮緬。 2 《古くはすべて縞織りだったところから》御召縮緬(おめしちりめん)のこと。
しまっ‐た【仕舞った】
[感]《動詞「しまう」の連用形+完了の助動詞「た」から》失敗したときに思わず発する語。「—、間に合わなかった」
仕舞(しま)って翁草(おきなぐさ)
「しまっておきな」の「おきな」に「翁」を掛けて続けた言葉遊び。
し‐まつ【始末】
[名・形動](スル) 1 物事の始めと終わり。始めから終わりまでの細かい事情、または成り行き。いきさつ。顛末(てんまつ)。「事の—を見守る」 2 ある物事の最終的な状況。特に、よくない結果。「し...
しまつ‐がき【始末書(き)】
「しまつしょ(始末書)」に同じ。
始末(しまつ)が悪(わる)・い
手間が掛かり面倒である。処理のしようがない。「壊れやすい上に修理もできないというのだから—・い」
しまつ‐ぎ【始末気】
倹約しようという気持ち。「急に—を出し」〈二葉亭・平凡〉
しまつ‐ごころ【始末心】
倹約しようとする心。「よろづの—を捨てて、大焼(おほた)きする竈(かまど)を」〈浮・五人女・二〉
しまつ‐しょ【始末書】
1 過ちをわびるために、事情を記して関係者に提出する書類。しまつがき。「—をとられる」 2 公的責任を問われている者が、自己に関して問題になっている事柄の一部始終を記載して提出する文書。
しま‐つ‐とり【島つ鳥】
《「しまつどり」とも》 [名]鵜(う)の古名。〈日葡〉 [枕]島の鳥の意で、「鵜(う)」に掛かる。「—鵜養(うかひ)が伴(とも)は」〈万・四〇一一〉