まんねん‐しんぞ【万年新造】
いつまでも変わらず若々しい容姿の女性。まんねんしんぞう。「『おい、—』と云うと…心から嬉しいのを隠し切れなかったようである」〈鴎外・心中〉
まんねん‐すぎ【万年杉】
ヒカゲノカズラ科の常緑多年生のシダ。深山の樹下に生え、高さ約15センチ。根茎は長く地中をはう。地上茎は多数の枝に分かれて細かい葉を密生し、杉の小枝に似る。夏、円柱状の胞子嚢(ほうしのう)の穂をつける。
まんねん‐ず【万年酢】
酒・酢・水を合わせて密封し、数十日でできる酢。日本で古くから行われ、使った分量だけ酒と水を加え、常に一定量にして蓄えて使用した。
まんねん‐せい【万年青】
オモトの漢名。
まんねん‐たけ【万年茸】
タマチョレイタケ科のキノコ。広葉樹の根元に生える。全体に漆(うるし)を塗ったようなつやがあり、堅い。傘は腎臓形で黒褐色か赤褐色。茎は長く、傘と直角につく。縁起物として床飾りにする。桂芝(けいし)...
まんねん‐つうほう【万年通宝】
和同開珎(かいちん)についで、天平宝字4年(760)に鋳造発行された銅銭。皇朝十二銭の一。
まんねん‐どこ【万年床】
いつも布団を敷いたままの寝床。
まんねん‐ひつ【万年筆】
《fountain pen》ペン軸の中にインキを入れ、使用時にインキがペン先に伝わり出るようにした携帯用のペン。 [補説]1884年、米国人ウォーターマンが実用化に成功。万年筆の訳語を与えたのは...
まんねん‐やとう【万年野党】
政党政治において、長年政権を目指しながら、政権を取れずにいる政党のこと。
まんねん‐ゆき【万年雪】
雪線以上の高地で、一年中消失しない積雪。