こたい‐メーザー【固体メーザー】
誘導放出を起こす媒体として固体を用いるメーザー。多くの場合、常磁性共鳴を利用し、マイクロ波を増幅・発振する。
じょうじせい‐きょうめい【常磁性共鳴】
常磁性体が示す電子スピン共鳴。この現象によるマイクロ波の吸収の様子から結晶内の電子やイオンの状態について調べられるほか、固体メーザーでも利用される。電子常磁性共鳴。EPR(electron pa...
にほん‐ひょうじゅんじ【日本標準時】
協定世界時(UTC)に9時間を加えた時刻。「+0900(JST)」と表す。情報通信研究機構(NICT)が原子時計によって作成し、標準電波や電話回線、インターネットのNTPサーバーを利用して全国に...
ふ‐おんど【負温度】
原子や分子の集まりが、エネルギーが低い状態より高い状態により多く分布していること。熱力学的な平衡からは離れており、過渡的な状態として実現する。光ポンピングを受けた原子や分子の集団は負の温度であり...
ゆうどう‐ほうしゅつ【誘導放出】
あるエネルギー準位にある原子または分子が、外部からの電磁波を受け、その強さに比例して、位相も周波数も同じ電磁波を放出する現象。誘導放出が自然放出や吸収を上回ると電磁波が増幅され、メーザーやレーザ...
りょうし‐エレクトロニクス【量子エレクトロニクス】
量子力学を基礎に、原子や分子と電磁波との相互作用の応用を研究する電子工学の一分野。電磁波を発振・増幅するメーザーやレーザー技術が中心。
レーザー【laser】
《light amplification by stimulated emission of radiationから》メーザーと同じ原理を用い、誘導放出によって光を増幅・発振する装置。また、その...