かし‐こ【彼処】
[代]遠称の指示代名詞。 1 話し手・聞き手の両方から離れた場所をさす。あそこ。「どこも—も満員だ」「笑声嬉々として此処に起これば、歓呼怒罵乱れて—に湧く」〈独歩・忘れえぬ人々〉 2 話の中にあ...
かしら【頭】
[名] 1 人間や動物の首から上の部分。あたま。こうべ。「尾—つき」「—、右」「—に霜を置く」 2 髪の毛。頭髪。「—を剃(そ)る」 3 物のいちばん上、または先の部分。先端。「八歳を—に三人...
頭(かしら)堅(かた)・し
健康である。身体が丈夫である。また、心が堅固である。
かじ‐ばおり【火事羽織】
江戸時代、火事装束に用いた羽織。武家のは革・羅紗(ラシャ)製の身丈が短めの打裂(ぶっさき)羽織で、前後5か所に定紋をつけた。火消しのは普通の羽織と同じ形で、紺無地の木綿を刺し子の袷(あわせ)仕立...
かずさ‐もめん【上総木綿】
1 上総国で産出される木綿。 2 《1は丈(じょう)が短いため、「情(じょう)がない」にかけて》薄情なこと。また、その人。「なんぼ黒い色男でも—ぢゃあいかねえによ」〈洒・寸南破良意〉
かた‐あげ【肩上げ/肩揚げ】
[名](スル)子供の着物を大きめに仕立て、肩山の所で縫い上げて、成長に合わせて裄丈(ゆきたけ)を短くすること。また、その縫い上げた部分。
かた‐あて【肩当て/肩宛】
1 物を担ぐとき肩に当てるもの。 2 単(ひとえ)の長着の衿肩まわりや肩の部分を丈夫にするため、肩の裏側につける布。 3 寝るとき肩に当てて冷えるのを防ぐ布。 4 具足の肩上(わたがみ)の下の襟...
かた‐ぎぬ【肩衣】
1 古代、庶民が着た、丈が短い袖無しの上着。袖無し。手無し。 2 室町末期から素襖(すおう)の略装として用いた武士の公服。素襖の袖を取り除いたもので、小袖の上から着る。袴(はかま)と合わせて用い...
かた‐ほ【偏/片秀】
[形動ナリ] 1 完全に整っていないさま。未熟。不十分。⇔真秀(まほ)。「御心ばへ、人柄どもさへ、いささか—にて」〈大鏡・道長上〉 2 容貌(ようぼう)が醜いさま。不器量。「—にものし給はむ人の...
カッシュ‐モレ【(フランス)cache-mollet】
《cacheは「隠す」、molletは「ふくらはぎ」の意》スカートが、ふくらはぎが隠れるぐらいの長さの丈のこと。