なりあがり【成上がり】
狂言。鞍馬(くらま)へ参籠(さんろう)した主従が、詐欺師に太刀を竹棒とすり替えられる。太郎冠者は、太刀が竹に成り上がったのは瑞相(ずいそう)だと言いわけしてしかられる。
なり‐あがり【成(り)上(が)り】
成り上がること。また、その者。多く軽蔑の気持ちを込めるなどしていう。 [補説]狂言の曲名別項。→成上がり
にじり‐あがり【躙り上(が)り】
「躙り口」に同じ。
ね‐あがり【値上(が)り】
[名](スル)物の値段や料金が高くなること。「諸物価が—する」
ね‐あがり【根上(が)り】
木の根が地上に現れていること。「—の松」
はね‐あがり【跳ね上(が)り】
1 跳ね上がること。特に、値段や相場などが急に上がること。「土地価格の—」 2 先走った行動をとること。また、その人。「若手党員の—が混乱を招く」「—者」
はれ‐あがり【晴(れ)上(が)り】
⇒宇宙の晴れ上がり
まえ‐あがり【前上(が)り】
物の前部が、後部よりも上がっていること。⇔前下がり。
み‐あがり【身上がり/身揚がり】
遊女が自分で抱え主に揚げ代を支払って休むこと。その日は休養をとったり、情人に会ったりした。「—の日はいさみたる顔ぞよき」〈色道大鏡・四〉
みぎ‐あがり【右上がり】
1 左に比べて右が上がって見えるもの。 2 文字の書き方で、水平ではなく右側をやや上げて書くこと。右肩上がり。 3 《グラフの線で右に向かって上がっていく形から》どんどん数値が上がっていくこと。...