げ‐ぼく【下僕】
召使いの男。下男。しもべ。
げ‐ぼん【下品】
1 仏語。極楽浄土に生まれる人を、能力・資質の差によって上・中・下に3分した、その最下位。→九品(くほん) 2 下等。「—の恋の句に一面滑稽味を帯びているのがある」〈寅彦・俳諧の本質的概論〉
げぼん‐げしょう【下品下生】
仏語。下品を上生・中生・下生の三つに分けた、その最下位。
げ‐みん【下民】
しもじもの者。かみん。
げ‐めん【下免】
江戸時代、年貢の賦課率が低いこと。⇔高免(たかめん)。
げ‐や【下屋】
母屋(もや)に差しかけて造った小屋根。また、その下の部分。差しかけ。
げ‐や【下野】
[名](スル)官職を辞めて民間に下ること。与党が政権を失い野党となること。「西郷隆盛は政争に敗れて—した」「選挙で過半数を失い—する」
げ‐よう【下用】
《「けよう」とも》 1 下層の者が食用にする、よく搗(つ)いていない米。〈日葡〉 2 毎日使うこと。また、そのもの。常用。「—には、高直(たかね)にても古米徳なり」〈浮・立身大福帳〉
げよう‐びつ【下用櫃】
米びつ。「—には虚空蔵菩薩、米がないとせがまれ」〈浄・盛衰記〉
げ‐らく【下洛】
1 比叡(ひえい)山などから京都にくだってくること。「勅宣三度に及びければ、力無く—し給ひけるに」〈太平記・一二〉 2 都から地方へくだること。上洛に対していう。〈日葡〉