さがり‐まつ【下がり松】
枝が下向きにのびている松。
さがり‐め【下がり目】
1 目尻の下がっている目。たれめ。⇔上がり目。 2 物事の勢いが衰える傾向にあること。下がり口。「彼の評判はこのところ—だ」「生糸相場は—だ」⇔上がり目。
下(さ)がりを請(う)・く
買い置きした品物の値が下落して損失を受ける。下がりを得る。「買ひ置きすれば—・け」〈浮・永代蔵・六〉
さが・る【下がる】
[動ラ五(四)] 1 ㋐物の上端が固定され、他の端が下へ向かう。たれさがる。ぶらさがる。「棚からヘチマが—・っている」「つららが—・る」 ㋑物の一端が他の端よりも下へ向かう。垂れる。「目尻が—・...
さ・ぐ【下ぐ】
[動ガ下二]「さ(下)げる」の文語形。
さげ【下げ】
1 下げること。位置などを低くすること。⇔上げ。 2 相場が安くなること。下落。「六〇円の—」⇔上げ。 3 落語のおち。 4 日本音楽で、低い音に進む節。謡曲の2音以上が連続して下がる部分など。...
さげ‐あし【下げ足】
相場が下降していくこと。⇔上げ足。
さげ‐あま【下げ尼/垂げ尼】
尼削(そ)ぎにした髪形。また、その人。「黒髪の色は変はらぬ—のまことの筋に身はなびきつつ」〈新撰六帖・二〉
さげ‐うた【下げ歌】
謡曲で、中・下音の低い音域の拍子に乗る謡(うたい)の部分。→挙げ歌2
さげ‐お【下げ緒】
刀の鞘(さや)の栗形(くりかた)に通し、刀を上帯に結び付けるために用いるひも。下げ。