さげ‐すみ【下げ墨】
《「さげずみ」とも》 1 大工が、柱などの傾きを、おもりのついた墨縄を用いて測ること。垂準。 2 おしはかること。思量。「信玄公御—少しもちがはず候ふと感じ奉る」〈甲陽軍鑑・一〇〉
さげ‐す・む【下げ墨む】
[動マ四]《名詞「下げ墨(すみ)」の動詞化》 1 墨縄を下げて、柱などの傾きを調べる。「城の南北を—・み給うて」〈太閤記・一〇〉 2 おしはかる。思量する。「人ヲ—・ム」〈日葡〉 「何にも余分を...
さげ‐そ【下げ苧】
漆喰(しっくい)を塗る際、下地の木摺(きず)りに釘を打ってそれに結び下げる麻糸。漆喰の剝落を防ぐ。さげお。
さげ‐だな【下げ棚】
つり下げた棚。つり棚。
さげ‐づと【下げ髱】
髪の後方下部の髱(たぼ)を下げて結う女性の髪形。江戸時代、奥女中の使い番以下の間に行われた。
さげ‐どまり【下げ止まり】
[名](スル)相場や価格などの下落が止まること。「短期金利の—」⇔高止まり。
さげ‐どま・る【下げ止まる】
[動ラ五(四)]相場や価格などの下落が止まる。「勤労者の所得が—・る」
さげ‐なわ【下げ縄】
1 縄を垂らすこと。また、垂らした縄。 2 土蔵の木舞(こまい)に結びつけた縄。塗りつけた壁土のはげ落ちるのを防ぐためにする。
さげ‐ばり【下げ針】
糸でつり下げた針。弓の的としてきわめて小さいもの。「弓は三人ばり、矢束(やづか)は十三束(ぞく)、—をも射んと思ふ者なりけり」〈保元・中〉
さげ‐びら【下げ片】
1 品名や値段を書いて、店頭や売り場につり下げるびら。 2 昔、宣伝などのために街頭に貼り出したびら。