ちから‐おとし【力落(と)し】
頼みとするものや希望がなくなって、がっかりすること。「このたびの御不幸で、さぞお—のことでしょう」
つう‐そく【通塞】
1 通じることとふさがること。 2 前途が開けることと閉ざされること。幸と不幸。「政(まつりこと)の可否にしたがひて御運の—あるべし」〈神皇正統記・後嵯峨〉
つ・ぐ【次ぐ/亜ぐ】
[動ガ五(四)]《「継ぐ」と同語源》 1 すぐそのあとに続く。引き続いて起こる。「不幸に—・ぐ不幸に見舞われる」「梅に—・いで桜が咲きはじめた」 2 すぐその下に位する。「東京に—・ぐ大都会」「...
つづ・く【続く】
《上代は「つつく」か》 [動カ五(四)] 1 前からの状態や行為などがとぎれたり変わったりしないでそのままつながる。「晴天が—・く」「にらみ合いが—・く」 2 同じものが隣り合った状態でずっと...
つぶ・れる【潰れる】
[動ラ下一][文]つぶ・る[ラ下二]《形容動詞「円(つぶ)ら」から》 1 外部からの力を受けて、もとの形が崩れる。「地震で建物が—・れる」「肉刺(まめ)が—・れる」 2 角が丸くなる。すりへる。...
と‐いって【と言って】
[連語] 1 (「これ」「なに」「どこ」に付き、あとに打消しの語を伴って)特に…ない、という意を表す。「これ—、楽しみはない」 2 (「…からといって」などの形で、あとに打消しの語を伴って)前述...
時(とき)無(な)・し
1 いつと定まった時がない。「み吉野の耳我(みみが)の嶺に—・くそ雪は降りける」〈万・二五〉 2 不幸・失意の境遇にある。「東宮の御時の学士にて侍りしを、—・くおはしませば」〈今鏡・一〉
屠所(としょ)の羊(ひつじ)
《「北本涅槃経」から》屠所に引かれて行く羊。刻々と死に近づいているたとえ。また、不幸にあって気力をなくしていることのたとえ。
とり‐こみ【取(り)込み】
1 外に出した物を取って内に入れること。「洗濯物の—」 2 不幸など、不意の出来事や急を要することなどで、ごたごたすること。「お—中を失礼しました」 3 「取り込み詐欺」の略。
とり‐こ・む【取(り)込む】
[動マ五(四)] 1 外に出してある物を取って中に入れる。とりいれる。「洗濯物を—・む」「のれんを—・む」 2 ㋐他のいいものを受け入れる。取り入れる。「大和絵の技法を—・む」 ㋑不正な方法で金...