なま‐がし【生菓子】
1 餡(あん)を主に用いた和菓子。餅(もち)菓子・蒸し菓子・まんじゅう・ようかんの類。水分を多く含むため長もちしない。⇔干菓子(ひがし)。 2 クリーム・果実・ゼリーなどを使った水分の多い洋菓子...
なま‐もの【生物】
加熱や乾燥、燻製・塩物などの加工をしていない、なまの食品。主に魚類にいう。
なら‐く
《伝聞推定の助動詞「なり」のク語法》「言うならく」「聞くならく」の形で、…と言うことには、聞くところでは、の意を表す。主に漢文訓読体の文章に用いられる。「聞く—公(きみ)が雲峰の裡(うち)、病に...
なら‐づけ【奈良漬(け)】
シロウリを主に、ナス・キュウリなどを酒粕(さけかす)に漬けたもの。奈良の漢方医糸屋宗仙が、慶長年間(1596〜1615)に創製したといわれる。
なり
[助動][なら|なり・に|なり|なる|なれ|なれ]《格助詞「に」+ラ変動詞「あり」の音変化》体言および体言に準じるもの、活用語の連体形、形容動詞の語幹、助詞「と」「て」「ば」などに付く。 1 断...
なれ‐ずし【熟れ鮨】
塩蔵の魚に飯を合わせ、その自然発酵によって酸味が生じた鮨。飯もともに食べるもの(和歌山県の下鮨(しもずし)など)と、飯は少量使い、主に魚を食べるもの(滋賀県の鮒鮨(ふなずし)など)とがある。腐れ...
南柯(なんか)の夢(ゆめ)
はかない夢。また、栄華のむなしいことのたとえ。槐夢(かいむ)。槐安の夢。 [補説]昔、中国で、淳于棼(じゅんうふん)という人が、酔って古い槐(えんじゅ)の木の下で眠り、夢で大槐安国に行き、王から...
なんじゃ‐もんじゃ【何じゃもんじゃ】
主に関東地方で、その地域で見られなかったり、きわめて珍しかったりする大木をさしていう語。千葉県香取(かとり)郡神崎町(こうざきまち)神崎神社のクスノキ、東京都明治神宮外苑のヒトツバタゴなど。あん...
なん‐たん【軟炭】
無煙炭を除く軟質の石炭。主に瀝青炭(れきせいたん)をさしたが、最近では一部の亜瀝青炭と褐炭の総称。⇔硬炭。
なんばん‐ぼうえき【南蛮貿易】
鎖国で途絶した日本と南蛮船(主にポルトガル・スペイン船)との貿易。16世紀中ごろから始まり、日本は生糸・鉄砲などを輸入し、金・銀・銅・硫黄などを輸出。