そう‐ぎ【争議】
1 立場を異にする者が互いに意見を主張して争うこと。 2 「労働争議」「小作争議」の略。
そうぎ‐けん【争議権】
労働者が使用者に対し、労働条件の改善などについて自己の主張を貫徹するため、団結してストライキその他の争議行為を行う権利。憲法の保障する労働基本権の一。
そうぎ‐こうい【争議行為】
労働関係の当事者が、その主張を貫徹するため、またそれに対抗するために行う、業務の正常な運営を阻害する行為。労働者側ではストライキ・サボタージュなど、使用者側ではロックアウトなどがある。
そうごふじょ‐ろん【相互扶助論】
生存競争を原理とする進化論に反対して、クロポトキンが展開した主張。生物や社会の進化の主要因は生存競争ではなく、自発的な助け合いであるというもの。
そうしあらいこまち【草子洗小町/草紙洗小町】
謡曲。三番目物。宮中の歌合わせで、小野小町の相手となった大伴黒主は、小町の詠歌を盗み聞いて万葉集に書き入れ、古歌だと主張するが、小町が草子を洗うとその歌の文字が消える。草紙洗。
そうしゃ‐とう【宗社党】
中国清末、辛亥(しんがい)革命に対抗し、清朝の擁護、帝政の回復を主張した党派。
そうたい‐けん【相対権】
特定の人に対してだけ主張できる権利。債権など。対人権。⇔絶対権。
そし‐ぜん【祖師禅】
祖師達磨の流れをくむ禅。教外別伝(きょうげべつでん)・不立文字(ふりゅうもんじ)を主張し、言語や文字によらず、直接師から弟子へ以心伝心で悟りが伝えられることを説く。南宗禅。
そしょう‐ぶつ【訴訟物】
民事訴訟において、審判の対象となるもの。原告が訴訟上の請求として、その存否を主張する権利関係。訴訟の目的。訴訟の客体。
そ‐しん【措信】
[名](スル)信頼をおくこと。信頼すること。主に裁判の中で用いられる。「弁護人の主張はにわかには—しがたい」