かんきのうた【歓喜の歌】
ベートーベン作曲の交響曲第9番ニ短調の第4楽章で歌われる第一主題の通称。シラーの詩「歓喜に寄す」を歌詞として用いている。喜びの歌。→第九
かんげんがくのためのへんそうきょく【管弦楽のための変奏曲】
《原題、(ドイツ)Variationen für Orchester》シェーンベルクの管弦楽曲。1926年から1928年にかけて作曲。導入部、主題と九つの変奏、終曲で構成される。オーケストラのた...
かんげんさい【管絃祭】
竹西寛子の長編小説。広島での被爆体験を主題とした作品。昭和53年(1978)刊行。同年、第17回女流文学賞受賞。
かんじょうてきしゅくめい【感情的宿命】
《原題、(フランス)Les destinées sentimentales》シャルドンヌによる小説。三部作で、1934年から1936年にかけて刊行。陶器製造業の一家の運命を描き、それまで得意とし...
かんちょう‐しょうせつ【勧懲小説】
勧善懲悪を主題とする小説。坪内逍遥が使用した語。
カンツォニエーレ【(イタリア)Canzoniere】
ルネサンス期のイタリアの詩人、ペトラルカによる叙情詩集「俗語詩断片集」の通称。ラウラという女性への愛を主題とし、後世のヨーロッパの抒情詩に大きな影響を与えた。1374年、作者の死の直前に完成。...
かんのう‐しょうせつ【官能小説】
性行為の描写を主題とする小説。
がく‐そう【楽想】
音楽で表現しようとする作曲者の意図。楽曲の主題、また構想。
きく【菊】
《原題、(イタリア)I Crisantemi》プッチーニの弦楽四重奏曲。嬰ハ短調。全1楽章。1890年作曲。オペラ「マノンレスコー」の第4幕で歌われる二重唱の主題として転用された。菊の花。
きしどう‐ものがたり【騎士道物語】
12〜13世紀に欧州で発達した、騎士道と貴女崇拝を主題とした物語文学の総称。韻文または散文で作られ、主にフランス・ドイツ・イギリスで、吟遊詩人たちによって弾き語りされた。