ねつぎ‐ばしら【根継ぎ柱】
1 根継ぎをした柱。 2 一家を継ぐべき人。跡取り。後継者。「年久しく—の男子もなければ」〈浮・三代男・二〉
ねん‐き【年季】
1 奉公する約束の年限。「—が明ける」 2 「年季奉公」の略。「あれは久しく—に置きましたが」〈滑・浮世風呂・三〉
はな・す【話す/咄す】
[動サ五(四)] 1 言葉で相手に伝える。告げる。語る。「事件を人に—・す」「電話で—・す」 2 相談する。話し合う。「父に—・してから返事する」 3 外国語を使う。「ドイツ語を—・す」 4 交...
はま‐ひさぎ【浜楸】
浜辺に生えている楸。「波の間ゆ見ゆる小島の—久しくなりぬ君に逢はずして」〈万・二七五三〉
はま‐びさし【浜庇】
《万葉集・二七五三の「浜久木(はまひさぎ)」の表記を伊勢物語で読み誤ってできた語という》浜辺の家のひさし。また、浜辺の家。多く「久し」の序詞として用いられる。「浪間より見ゆる小島の—久しくなりぬ...
ひさ‐びさ【久久】
[形動][文][形動ナリ]長い間とだえていたさま。前のときから、長い時間が経過したさま。久しぶり。「—に訪れたチャンス」「—のヒット曲」
[副]ある状態を長い間続けているさま。長らく。久しく...
ふう‐そう【風霜】
1 風と霜。「—にさらされた石地蔵」 2 世の中の厳しい苦難や試練。「—に耐えて生きる」 3 年月。歳月。星霜。「松林のもとに住んで、久しく—を送る」〈謡・雨月〉
ふじ‐ごり【藤行李】
「ふじごうり」の音変化。「衣服は洗わずして、久しく—の内におさむ」〈逍遥・当世書生気質〉
ぶ‐いん【無音】
1 久しく便りをしないこと。音信がとだえること。無沙汰(ぶさた)。「御—に打ち過ぎ申し訳ございません」 2 しかるべきあいさつや、ことわりのないこと。「—に乱入の条、甚だ謂(いはれ)なし」〈保元...
ぶ‐さた【無沙汰/不沙汰】
[名](スル) 1 長い間訪問や音信をしないこと。無音(ぶいん)。「—をわびる」「久しく御—しました」 2 処置・指図などをしないこと。「是を—にてさしおかば」〈太平記・三三〉 3 注意をおこた...