ぞう‐がめ【象亀】
リクガメ科の大形のカメの総称。陸生では最大で、甲長1メートル以上にもなる。サボテン・草・木の葉などを食う。インド洋のアルダブラ諸島、太平洋のガラパゴス諸島に分布するが、乱獲のため絶滅に瀕(ひん)...
つる‐かめ【鶴亀】
[名]ツルとカメ。長寿でめでたいものとして、祝儀などに用いられる。 [感]縁起直しにいう語。ふつう「つるかめつるかめ」の形で用いる。「そいつあ愜(かな)いませんぜ。— —」〈鴎外・百物語〉
つるかめ【鶴亀】
謡曲。脇能物。喜多流では「月宮殿(げっきゅうでん)」。唐土の皇帝が新春の節会に鶴と亀に舞をまわせ、みずからも月宮殿で舞楽に興じる。 長唄。謡曲「鶴亀」の詞章に10世杵屋(きねや)六左衛門が作...
でば‐かめ【出歯亀】
《明治41年(1908)風呂帰りの女性を殺害した女湯のぞきの常習者、池田亀太郎という出っ歯の男のあだ名から。「でばがめ」とも》のぞきをする男。また、痴漢。変質者。
でば‐がめ【出歯亀】
⇒でばかめ
とち‐がめ【鼈亀】
スッポンの別名。
どう‐がめ【胴亀】
スッポンの別名。
どろ‐がめ【泥亀】
スッポンの別名。
どん‐がめ【団亀】
《「どうがめ(胴亀)」の音変化》 1 スッポンの別名。「池の—ならばくんくるべいとの」〈伎・名歌徳〉 2 丁銀(ちょうぎん)のこと。「—三つで一貫五百目請取るからは」〈浄・歌祭文〉
はこ‐がめ【箱亀】
ヌマガメ科の一群のカメ。腹甲が蝶番(ちょうつがい)状に連結しており、甲内に体を引っ込めたあと、ふたをしてしまうことができる。日本では八重山諸島の森林周辺の湿地にセマルハコガメが生息。