ご‐いん【五音/五韻】
1 (五音)「五声(ごせい)1」に同じ。 2 五十音図の各行の五つの音。ごおん。 3 中国音韻学で、喉音(こうおん)・顎音(がくおん)・舌音(ぜつおん)・歯音(しおん)・唇音(しんおん)の総称。...
ごいん‐そうつう【五音相通】
昔の音韻学の用語。悉曇(しったん)学の影響を受け、国語の音韻変化を説明するために、五十音図の同じ行の音は互いに通用するという考え。「スメラギ」と「スメロギ」、「イヲ」と「ウヲ」の類。現在ではそれ...
五音(ごいん)の占(うらな)い
声の調子で吉凶を占うこと。「—を聞きて万の事を見通しぞかし」〈浮・諸艶大鑑・三〉
ごいん‐れんじょう【五音連声】
和歌・連歌などで、五・七・五の各句の移り目に同母音を継いで音調を整える技法。「空になき日影の山や雨のうち」の「き・ひ」「や・あ」などの類。
ご‐おん【五音】
1 ⇒ごいん(五音) 2 世阿弥が謡(うたい)を曲趣により五つに分類したもの。祝言・幽曲・恋慕・哀傷・闌曲(らんぎょく)。また、それを記した書。
ごおん‐おんかい【五音音階】
五つの音からなる音階。日本の伝統音楽をはじめ、各国の民謡にも広くみられる。代表的な形は、ドレミソラの5音からなるもの。
ごおん‐ず【五音図】
五十音図の古称。