かわ・す【交わす】
[動サ五(四)] 1 互いに、やり取りする。交換する。「あいさつを—・す」「約束を—・す」 2 互いにまじえる。交錯させる。「枝を—・す」 3 移す。変える。「時—・さず持て来(こ)」〈宇治拾遺...
が‐ふ【楽府】
1 中国前漢の武帝の創設した、音楽をつかさどる役所。 2 漢代に1が巷間から採集し、保存した歌謡、およびそれを模して作られた詩の一体。長句・短句の交錯する自由な詩形により、祭儀から日常生活に至る...
きり‐あ・う【切(り)合う/斬(り)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに刃物で相手を切ろうとして争う。「刀で—・う」 2 物と物とが十文字に交錯する。
けいしちょうぞうし【警視庁草紙】
山田風太郎の伝奇小説。維新後の東京を舞台に、ある殺人事件をめぐる警視庁と元江戸南町奉行所の面々による知恵比べを描く。実在人物と架空人物が交錯する娯楽作品。昭和48年(1973)より「オール読物」...
こうさ‐がいねん【交差概念/交叉概念】
論理学で、外延の一部が相互に重なり合っている二つ以上の概念。例えば、「学者と教育家」「家畜とペット」など。交錯概念。
こんてん‐ぎ【渾天儀】
古く中国や日本で、天体の位置や運行を観測するのに使った器械。天空の円形をかたどり、地平環をつけ、黄道・赤道の遊動環を交錯させたもの。諸環の中央にある小軸によって1個ののぞき筒が自由に回転する。こ...
さく【錯】
[常用漢字] [音]サク(呉)(漢) 1 乱れて入りくむ。まじる。「錯雑・錯綜(さくそう)/交錯」 2 まちがえる。あやまる。「錯覚・錯誤/失錯・倒錯」 [難読]介錯(かいしゃく)
さっ‐こう【錯交】
[名](スル)入り乱れること。交錯。「各自独立した言葉の諸影像が、互いに—して」〈小林秀雄・様々なる意匠〉
ゼロはちゼロなな【ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。】
辻村深月の長編小説。平成21年(2009)刊。母親殺しの事件をきっかけに、幼馴染みの二人の女性の人生が交錯する様子を描く。
ダークムーン【ダーク・ムーン】
馳星周の長編犯罪小説。カナダを舞台に3人の男達の運命の交錯を描く。平成13年(2001)刊行。