あかいろうそくとにんぎょ【赤い蝋燭と人魚】
小川未明による創作童話。大正10年(1921)東京朝日新聞に掲載。欲のために人魚の信頼を裏切った人間に天罰が下される物語。
ぎょ【魚】
[音]ギョ(漢) [訓]うお さかな [学習漢字]2年 〈ギョ〉 1 うお。さかな。「魚介・魚肉・魚類/海魚・乾魚・金魚・水魚・成魚・鮮魚・大魚・稚魚・人魚・養魚・熱帯魚」 2 さかなの形をし...
こう‐じん【鮫人】
中国で、南海にすむという、人魚に似た想像上の生き物。常に機(はた)を織り、しばしば泣き、その涙が落ちて玉になるという。
これ‐てい【此れ体/是体】
1 このようなようす・姿。この程度。「人魚といふなるは、—の物なるにや」〈著聞集・二〇〉 2 この程度の者。これしきの者。相手を侮っていう。「—に御太刀を合はされんは勿体(もったい)なし」〈浄・...
じゅごん【儒艮】
海牛目ジュゴン科の哺乳類。全長約3メートル。海草を食う。前肢はひれ状で、後肢は退化。水平で三日月形の尾びれをもつ。乳頭が胸にあるため、哺乳する姿から人魚に擬せられることがある。紅海・インド洋から...
ちゃ‐か・す【茶化す】
[動サ五(四)]《「ちゃ」は「ちゃらつく」などの「ちゃ」と同じか。「茶化す」は当て字》 1 まじめな話を冗談めかしてしまう。茶にする。「—・さないでまじめに聞きなさい」 2 一杯くわせる。だます...
にんぎょひめ【人魚姫】
《原題、(デンマーク)Den lille Havfrue》アンデルセンが1837年に発表した童話。人魚の王の末娘が人間の王子に恋心をいだき、仙女の力を借りて人間の姿になるが、悲恋に終わる。
にんぎょひめ‐の‐ぞう【人魚姫の像】
《Den Lille Havfrue》デンマークの首都コペンハーゲンにある銅像。カステレット要塞の東側、ランゲリニエ埠頭沿いに位置する。アンデルセンの童話「人魚姫」をモチーフとした像で、彫刻家E...
ひ‐も‐すがら【終日】
[副]朝から晩まで。一日じゅう。ひねもす。「—ぼんやりと、手足を伸ばして」〈谷崎・人魚の嘆き〉
ひん‐せき【擯斥】
[名](スル)しりぞけること。のけものにすること。排斥。「人から—されるような巨万の富をも拵えて」〈谷崎・人魚の嘆き〉