あし‐つ‐お【足津緒】
1 琴の弦の端を組み糸で結びかがったもの。「夏来れば東(あづま)の琴の—に縒(よ)りかけてける藤浪の花」〈新撰六帖・五〉 2 いろいろな色に染めた麻でよりあわせた縄。牛馬を引いたり、装束を掛けた...
あし‐づの【葦角】
《角のように先がとがっているところから》葦の新芽。「—の生(お)ひ出でし時に天地(あめつち)と人との品(しな)は定まりにけり」〈古今六帖・六〉
あし‐ぬき【足抜き】
[名](スル) 1 芸妓や娼妓などが前借り金を清算しないで逃げること。あしぬけ。「—でもされてはと思ってんのかな」〈高見・人間〉 2 つらい状況・境遇などから抜け出すこと。「—がならぬさうにぞみ...
あし‐の‐かりね【葦の仮寝】
《「葦を刈る」の「刈る」を「仮寝」の「仮」に言い掛けたもの》かりそめに寝ること。仮寝。「夏刈(なつがり)の—もあはれなり玉江の月のあけがたの空」〈新古今・羇旅〉
あし‐ぶね【葦舟】
1 葦や藺草(いぐさ)などを束ねてつくった小さい舟。最も原始的な舟で、古代のエジプト・インド・中国などで用いられた。日本でも古事記に水蛭子(ひるこ)をこの舟に乗せて流した話がある。ペルーとボリビ...
足(あし)参(まい)・る
貴人の足をもみ、さする。「御—・れと候へば、参り候ひつる」〈今昔・二六・一七〉
あしゆい‐の‐くみ【足結ひの組】
覆いや敷物などが外れないように、机や台の足に結び付ける組みひも。装飾用ともいわれる。「—、花足(けそく)の心ばへなど今めかし」〈源・絵合〉
あし‐わけ【葦分け】
[名・形動ナリ]舟が葦の生い茂ったところを押し分けて進むこと。また、物事をするのに障害があるさまにたとえていう。「過ぎぬる夜は—なることのありしなり。今夜は必ず待て」〈頼政集・詞書〉
アジアじょせい‐ききん【アジア女性基金】
《「女性のためのアジア平和国民基金」の通称》第二次大戦中に従軍慰安婦として動員された女性に対する補償、および女性の名誉と尊厳に関わる今日的な問題の解決を目的として、平成7年(1995)に政府の決...
あす【明日】
1 今日の次の日。あした。みょうにち。副詞的にも用いる。「—お宅に伺います」 2 近い将来。未来。「—の世界に希望をかける」「—を担(にな)う若人」 →あした[用法]