あいじゃく‐じひしん【愛着慈悲心】
仏語。仏道の妨げとなる、愛着1から生じる慈悲の心。
あお‐どうしん【青道心】
1 出家したばかりで仏道にうとい者。今道心。新発意(しんぼち)。「炮烙頭巾(ほうろくづきん)の—、墨の衣の玉襷(たまだすき)」〈浄・天の網島〉 2 よく考えもせずに起こした信仰心。なま道心。「そ...
あくたろう【悪太郎】
狂言。無頼者の悪太郎が伯父に酒をふるまわせ、泥酔するが、その間に伯父に頭の毛をそられ、非行を悔いて仏道に入る。
あく‐ま【悪魔】
1 残虐非道で、人に災いをもたらし、悪に誘い込む悪霊。また、そのような人間。 2 仏道修行を妨げる悪神の総称。魔。魔羅。 3 キリスト教で、神の創造した世界に対する破壊的で攪乱(かくらん)的な要...
あん‐ぎゃ【行脚】
[名](スル)《「あん(行)」は唐音》 1 仏道修行のために、僧侶が諸国を歩き回ること。「雲水の—」 2 ある目的で諸地方を巡り歩くこと。「遺跡を—する」
いっしょう‐しょうじん【一生精進】
生涯、仏道の修行に専心すること。「—にて、読経うちして」〈徒然・八六〉
いん‐い【因位】
仏語。仏道の修行中で、まだ悟りを開くに至らない位。菩薩(ぼさつ)の地位。因地(いんじ)。いんに。⇔果位(かい)。
うはつ‐そう【有髪僧】
1 僧で髪を剃(そ)らないでいる者。 2 俗人で仏道修行をしている者。
えしぞうし【絵師草紙】
鎌倉時代の絵巻。1巻。伊予国を賜った喜びがはかなくついえ、仏道に志すようになる貧乏絵師の身の上を、滑稽(こっけい)味を交えて自由な筆致で描いたもの。えしのそうし。
縁(えん)を結(むす)・ぶ
1 夫婦や養子などの縁組みをする。縁を組む。 2 仏道に入り、往生するつながりをもつ。仏縁を結ぶ。結縁(けちえん)。「額に阿字を書きて、—・ばしむるわざをなんせられける」〈方丈記〉