すそ‐わた【裾綿】
和服の裾の袘(ふき)に綿を入れて仕立てること。また、その綿。
すり‐ながし【擂り流し】
えび・かに・はも・あじ・枝豆・豆腐などをすりつぶし、だしでのばして、すまし、または味噌仕立てにした汁物。すり流し汁。
スーツ【suit】
共布(ともぎれ)で仕立てたひとそろいの洋服。男子服では背広の上下、またはチョッキを加えたひとそろい、婦人服ではスカートと上着、または共布のブラウスを加えたひとそろいなど。
せがき‐ぶね【施餓鬼船】
水死人を供養する川施餓鬼のときに仕立てる船。《季 秋》
せ‐ぬき【背抜き】
洋服の上着で、背の部分に裏地をつけない仕立て方。また、その上着。夏服や合い服に多い。背抜き仕立て。
せひえ【摂腰/接靿/接腰】
後ろ腰にあたる部分を幅広に仕立てた帯。武官の礼服(らいふく)に用いる。
せま‐えり【狭襟】
和服の長着で、背中央から襟先まで約5.5センチの幅に仕立てた襟。男物・子供物、女物の普段着などに用いる。
せ‐わり【背割(り)】
1 魚などの背を切り開くこと。 2 男物の羽織で、背縫いの裾を縫い合わせない仕立て方。 3 柱・縁桁(えんげた)などが建築後に亀裂を生じるのを防ぐため、あらかじめ見えない背の部分に、樹心に達する...
せんだい‐ひら【仙台平】
1 宮城県仙台地方で産する精巧な絹の袴地(はかまじ)。また、それで仕立てた男物の袴。元禄(1688〜1704)ごろ、仙台伊達藩主が西陣から織工を招いて始めたという。 2 男物袴地の総称。
せんだん‐の‐いた【栴檀の板】
大鎧(おおよろい)の付属具。右の肩から胸にかけてつけ、胸板の右の隅のすきまをおおう札(さね)仕立ての板。高紐(たかひも)を切られるのを防ぐ。贈(おくり)の板。