な‐づき【名付き/名簿】
自分の官位・氏名などを書いた札。入門・服従のしるしとして、また、貴人に会うときなどに差し出した。みょうぶ。「人のそこら奉る—をとどめさせ給ひて」〈宇津保・藤原の君〉
なわ‐つき【縄付き】
罪人として捕らえられること。また、その人。「身内から—を出す」
にく‐づき【肉付き】
《「にくつき」とも》 1 肉がついていること。また、そのもの。 2 からだの肉のつきぐあい。太りぐあい。「—がよい」
ね‐つき【寝付き】
眠りに入ること。「—が早い」
ね‐つき【根付き】
1 草木に根がついていること。また、根がついている草木。 2 「根付き魚」の略。
はく‐つき【箔付き】
1 箔のついていること。また、そのもの。 2 定評のあること。また、そのものや人。
はだ‐つき【肌付き/膚付き】
1 肌のようす。肌の色つやの感じ。「白くなめらかな—」 2 肌に直接つけること。「—の金」 3 肌着。肌付け。「—を二枚着て」〈人・恵の花・二〉
ひたい‐つき【額付き】
額のようす。額ぎわの格好。「頭(かしら)つき、—ものあざやかに」〈源・空蝉〉
ひ‐つき【火付き】
火が燃えつくぐあい。火のつきぐあい。「—のいい炭」
ひと‐づき【人付き】
1 他人とのつきあいぶり。人づきあい。 2 他人の気受け。ひとうけ。「なるほど—の悪い。愛想気の無い」〈紅葉・二人女房〉