ひでんせんせい‐かんせんしょう【非伝染性感染症】
人から人へは伝染しない感染症。敗血症・破傷風・膀胱炎など。→伝染性感染症
ひ‐びょういん【避病院】
法定伝染病(伝染病予防法で規定)の患者を隔離・収容していた伝染病院の通称。平成11年(1999)の伝染病予防法廃止、感染症予防法施行以降は、この呼称は使用されなくなった。
ひまつ‐かんせん【飛沫感染】
せきやくしゃみなどによって飛び散る飛沫に含まれる病原体が、口や鼻などの粘膜に直接触れて感染すること。通常は1〜2メートル以内の至近距離で感染する。飛沫伝染。→飛沫核感染
びりゅうし‐びょう【微粒子病】
原生動物の寄生による蚕の病気。フランスで1840年代以後このために大打撃を受け、パスツールが病蚕の体内に存在する微粒子(胞子)の伝染によることを解明。
ビーバー【Beaver】
米国アラスカ州中部の村。フェアバンクスの北約160キロメートル、ユーコン川沿いに位置する。20世紀初頭、日系アメリカ人1世フランク安田が、伝染病による危機に瀕していたポイントバローの先住民を引き...
ふそ‐びょう【腐蛆病】
ミツバチの幼虫に感染する細菌性の伝染病。家畜伝染病の一つ。王乳や花粉・蜜を介して幼虫に経口感染する。主に1〜2日齢の有蓋房の蜂児が感染するアメリカ腐蛆病と、4〜5日齢の無蓋房の蜂児が感染するヨー...
ブルセラ‐びょう【ブルセラ病】
《(ラテン)Brucella》ブルセラ属細菌の一種の感染による人畜共通の感染症(伝染病)。動物の場合は家畜伝染病予防法により監視伝染病(家畜伝染病)、人の場合は感染症予防法により4類感染症に分類...
ブルータング‐びょう【ブルータング病】
ヒツジ・ウシ・シカなどの反芻動物に感染するウイルス性の感染症。届出伝染病の一つ。ヌカカなどの吸血昆虫によって媒介・伝播される。発熱・食欲減退・顔面浮腫・嚥下障害・呼吸困難などの症状が現れ、舌・口...
ほうてい‐でんせんびょう【法定伝染病】
1 家畜伝染病予防法で指定されている家畜伝染病の通称。監視伝染病の一。家畜法定伝染病。 2 伝染病予防法で定められていた悪性の伝染病(伝染性感染症)。同法では、医師の届け出義務、患者の隔離と強制...
ぼう‐えき【防疫】
感染症(伝染病)の発生・流行を予防すること。感染症患者の早期発見・隔離、消毒や媒介動物の駆除、予防接種などを行う。→検疫