から‐たちばな【唐橘】
1 サクラソウ科の常緑低木。暖地に自生。高さ30〜60センチ。葉は長くて先がとがり、厚い。夏、白色の小花を開き、実は球形で、熟すと赤い。盆栽にする。たちばな。 2 植物カラタチの古名。〈新撰字鏡〉
カラマンシー【(タガログ)kalamansi】
ミカン科の常緑低木。果実は小型でスダチに似る。果肉は酸味があり、フィリピンなど東南アジア各地でジュースや料理に利用されるほか、観賞用としても栽培される。四季橘(しききつ)。
カルミア【kalmia】
ツツジ科の常緑低木。葉は長楕円形で厚い。初夏、淡紅色の花を散房状につけ、花びらは浅く五つに裂けていて、絵日傘に似る。北アメリカの原産で、日本には大正4年(1915)に渡来。はながさしゃくなげ。ア...
かわ‐やなぎ【川柳】
1 川のほとりにある柳。ふつうネコヤナギをいう。かわやぎ。 2 ヤナギ科の落葉低木または小高木。葉は互生し、細長い楕円形もしくは披針形で裏が白い。雌雄異株。早春、葉より先に黄白色の花が穂状に咲く...
かんこ‐の‐き【かんこの木】
コミカンソウ科の落葉低木。海岸近くの山野に自生。葉は細長い倒卵形で、厚い。雌雄異株。夏、淡緑色の小花をつける。実は熟すと裂けて赤い種子が現れる。本州南西部・四国・九州・沖縄に分布。
かんのん‐ちく【観音竹】
ヤシ科の常緑低木。枝を出さず、幹は古い葉鞘(ようしょう)の繊維でかたく包まれる。葉は手のひら状に四〜八つに深く裂けていて、柄が長い。雌雄異株で、初夏、淡黄色の小花をつける。中国南部の原産。観賞用...
かん‐ぼく【灌木】
「低木(ていぼく)」に同じ。→喬木(きょうぼく)
かん‐ぼく【肝木】
レンプクソウ科の落葉低木。山地に自生。葉は手のひら状に三〜五つに裂ける。初夏、白色の小花が集まって咲き、ガクアジサイに似る。材は楊枝(ようじ)とする。
カート【(アラビア)qāt】
ニシキギ科の常緑低木。アラビア・東アフリカ産。若葉には、噛(か)むと覚醒作用をおこす成分が含まれるため、イエメンやエチオピアで嗜好(しこう)品とされる。
がく‐あじさい【額紫陽花】
アジサイ科の落葉低木。暖地の海岸近くに自生。葉は卵形。夏、枝先に花が集まって咲く。紫色または白色の萼(がく)からなる装飾花に囲まれて、中央に多数小さい両性花があり、両性花は結実する。アジサイの原...