蛇(じゃ)の目(め)を灰汁(あく)で洗(あら)・う
鋭い蛇(へび)の目をさらに灰汁で洗う。善悪を明らかにする、また、物事を明白にするたとえ。「何もかも申し上げたら、明(あか)さ暗さが—・うた様になるであらう」〈伎・幼稚子敵討〉
せい‐ぞろえ【勢揃え】
1 軍勢を集めそろえること。「甲斐、信濃の源氏ども馳(は)せ来てひとつになる。浮島が原にて—あり」〈平家・五〉 2 「勢揃い2」に同じ。「娘の—して遊ぶ」〈浮・新色五巻書・一〉 3 何もかもがそ...
田(た)にも畦(あぜ)にも腥物(なまぐさもの)つけて
《どうせ田んぼも畦もやるのなら、ついでに魚や肉もつけてやろう、の意》相手かわいさに、分別なく何もかも与えることのたとえ。田も遣(や)ろう畦も遣ろう。
何(なに)から何(なに)まで
何もかも。すべて。みんな。一から十まで。万事。「事情を—知っている」
何(なに)も彼(か)にも
何もかも。すべてみな。
な‐の◦だ
[連語]《断定の助動詞「だ」または形容動詞の連体形活用語尾+助詞「の」+断定の助動詞「だ」》説明、または強い断定の意を表す。「そこが問題—◦だ」「何もかも君のため—◦だ」 [補説]話し言葉では「...
ねきり‐はきり【根切り葉切り】
[副]何もかもすべて。ことごとく。根こそぎ。根っ切り葉っ切り。「—これでおしまいだ」
ほで‐てんごう
《「ほで」は腕・手の意。「ほててんごう」とも》悪ふざけ。いたずら。ほててんご。「—の貧乏神、何もかもほつきあげ」〈浄・丹波与作〉
胸三寸(むねさんずん)に納(おさ)・める
心の中にしまい込んで、顔にも言葉にも出さないでいる。胸三寸に畳む。「何もかも—・めておく」
目(め)に触(ふ)・れる
見える。目にはいる。「—・れるものが何もかも新鮮な朝」