いん‐じょ【隠所】
1 隠れる所。隠れ住む所。〈日葡〉 2 からだの隠すべき部分。「衣服等をきかゆる時、坐臥する時にも、放逸に—なんどをも蔵(かく)さず」〈正法眼蔵随聞記・三〉 3 便所。雪隠(せっちん)。厠(かわ...
ウオーター‐クロゼット【water closet】
《closetは小部屋の意》便所。水洗便所。WC。
うすさま‐みょうおう【烏芻沙摩明王】
《「烏芻沙摩」は梵Ucchuṣmaの音写。汚れを転じて清浄にする意》不浄なところに祭られる明王。忿怒(ふんぬ)形で火炎の中にあり、二臂(にひ)・四臂などいろいろの形相をとる。密教などでは便所の守...
お‐しも【御下】
1 「下(しも)」の美化語。大小便。また、便所。「病人の—の世話をする」 2 宮中や貴人の家に仕えた女性。もと、内侍に次ぐ女官の敬称。
お‐ちょうず【御手水】
1 「手水」の美化語。 2 用便。また、便所を丁寧にいう語。「—に立つ」
おとし‐がみ【落(と)し紙】
便所で使う紙。ちり紙。
おわい‐や【汚穢屋】
便所の汲み取りを職業とする人。
かみさげ‐むし【紙下げ虫】
便所にわく蛆(うじ)。4月8日に、甘茶ですった墨で「ちはやぶる卯月八日は吉日よ紙下げ虫を成敗ぞする」と書いて便所に逆さにはっておくと、上がって来ないという俗信があった。→除(よ)けの歌
かわ‐や【厠/圊】
《川の上に設けた川屋の意とも、家の外側に設けた側屋の意ともいう》便所。
かん‐じょ【閑所/閑処】
《「かんしょ」とも》 1 静かな場所。人のいない所。「睛(せい)(=ヒトミ)を—に転ずる気紛(きまぐ)れの働ではない」〈漱石・虞美人草〉 2 便所。かわや。「信玄公、御用心の御ためやらん、御—を...